シルクの家 * 02 ページ24
シルク side
由「今の友達だよね？予定大丈夫だったの？」
シ「あー、あいつらが予定間違ってただけだから問題ない」
拓「大きい奴が着てたTシャツ、何処で売ってんの？」
シ「あぁ、あれは自分で作ってるから売ってないよ」
拓「まじかー、欲しいかもっ」
あいつらが迷いこんで来たことは、それはそれで場が盛り上がる要因になったようだ。今日は何の撮影があるんだろうか。ぼんやりとそんな事を考えているとまた玄関が。
またモトキ達か？そう思い視線を移せば、お早いお帰りの凌とAだった。
走って来たのが二人ともかなり荒い息でハァハァと呼吸している。
由「お帰りー！早かったね！」
「だってっ、凌が、"全力坂"とか言って坂も、ないのに、走り、出す、からっ」
凌「深夜、の、時間に、あるじゃんっ？あれ！」
"男のハァハァしたとこなんて見たくねぇから"
と拓実に最もな突っ込みをもらい、皆で笑う。凌ぐが"Aが居んじゃん"と親指でAを指差す。まだ少し荒い息のA。
シ「お前の呼吸が目立ってしかたねぇんだよ」
酒を受け取り、プルタブを開ける。
プシュっといういい音が響く。
* * *
A side
コンビニを出た瞬間、いきなりだ。
"シルクんちまで全力坂！"とか言ったと思ったら本当に全力で走り出したのだ。自分も酔ってはいたが、さらに上を行く酔っぱらいだったとは。ついた頃には、本来の"全力坂"の目的を通り越すレベルで、ゼェハァと息をする二人になっていたのだ。
終いには拓実に"男のハァハァしたとこなんて見たくねぇから"と的確な突っ込みを受け、笑いが起こる。そんな中、由奈が新しい話題を振ってきた。
由「あ！そうそう！さっきね、シルクの友達が来たんだよ」
"それも二人！"と続ける。
凌「女？」
由「男ー！大きい人と普通の人」
何とも適当な人物像を発するあたり、見た目より由奈が酔ってる事がわかる。それにしても最も説明できる語彙力を持ち合わせてるだろうに。思わず笑みが溢れた。
由「あー、でも一人はAのタイプだったよ！！」
ニヤニヤしながら言うその発言に皆が食いついてくる。それもそうだ、この仲良しメンバー皆で恋愛の話は中々しない。ましてや、凌と拓実はただただ告白を断り続ける私しか知らないわけで。
拓「えっ、お前タイプとかあんの？」
まさに。
こう言われても、不思議てはない。それでも、由奈の言う私のタイプとは。
由「"二重のタレ目"だもんね」
やはり。目を合わせて苦笑い。
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#Mitsumaru(プロフ) - めいみさん» やったぜ(笑)楽しみにしてます♪(`ω・´) (2019年2月17日 23時) (
レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 雨さん» ありがとうございます！そう言って頂けるとすごく嬉しいです（つд；*)お話も終盤ですが、二人の恋を見守って頂けると嬉しいです♪ (2019年2月17日 22時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 届くまで＊モトキ楽しく読ませてもらってます！キュンキュンしたり、ハラハラしたりとても面白いです、更新が待ち遠しいほど... (2019年2月17日 21時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - #Mitsumaruさん» 前恋と同じようにページ追加するので大丈夫ですよー(*´ω｀*) (2019年2月17日 10時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
#Mitsumaru(プロフ) - あとページ、2pしかありませんが、、大丈夫ですかっ？！(;・д・)ノ (2019年2月16日 23時) (レス) id: 4e9cfe60b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年1月23日 18時
