ふたり * 03 ページ4
モトキ side
モ「その、もしも俺が彼氏だったらの話は・・・Aちゃんの中ではプラスな想像だった？」
驚いた表情で俺の方を見たAちゃんの顔は真っ赤で。目があってそのまま目を離せずにいた。
これは、意識してくれてると思っていいのだろうか。俺だって本当にAちゃんが彼女だったら嬉しいし、そんな言葉を聞くと、期待するななんて言う方が無理だ。
真っ赤になってるAちゃんをこのまま抱きしめて自分のものにしてしまいたい。独占欲が沸き上がる。
「そんなのプラ」
"♪♪〜♪〜"
彼女の発する言葉と口元に気をとられていたら、スマホの着信音。一瞬にして冷静に頭が回りはじめる。
「・・・で、電話だよ？」
Aちゃんが緩くにへらっと笑顔をくれる。
その瞬間、俺の顔にも熱が集まり始める。
モ「俺、何恥ずいこと聞いてんだろー・・・あはは」
スマホの画面を見るとマサイからの着信。
モ「アイツ・・・」
せっかく一歩踏み出せるかもしれなかった俺の勇気を返せ、そう思いながら電話をとる。
モ「おつかれー」
マ「あ、モトキ出た！おつかれー！Aちゃんに鍵返せた？」
モ「あ・・・」
マサイに言われて、改めて自分が鍵を返しに来たことを思い出す。鍵はまだバックに入ったままだ。
モ「返しに来たけど、忘れてた」
マ「は？意味わからん」
モ「忘れないように今返すわ。電話代わるね」
俺はそう伝えて、Aちゃんにスマホを渡した。一瞬きょとんとしていたが、画面に表示される名前を見てスマホを耳元に。
* * *
A side
モトキくんか、スマホを受けとるとお隣さんの名前。そのまま耳元にスマホを当てる。
「お疲れ様です」
マ「おー、Aちゃんお疲れ！え、今モトキと一緒なの？」
「うん、モトキくんが鍵返しにきてくれたから、家でご飯一緒に食べようって事で作ってたよ」
マ「・・・え、は？今Aちゃんの家なの？」
「え？うん？」
マサイくんはすごく驚いてるような口振りだ。
マ「あー、まじかー、モトキにゴメンって、伝えもらっていい？」
「え？う、うん？」
マ「それじゃ、とりあえず、鍵はAちゃんの手元に戻りそうだし、安心したから撮影にもどる事にする！」
「うん？ありがとう、撮影頑張ってね、シルクくんとンダホくんにもよろしくお願いします」
マ「おう」
電話を切る。
モトキくんを見るとバックをガサガサしている。とりあえず、料理の盛り付け等の続きをして、テーブルに運ぶ。
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マロン(プロフ) - ありがとうございます！検索できました(^-^) めいみさんの作品は読みやすくて、ときめいてしまいます^_^ (2020年12月22日 13時) (
レス) id: 28426e30c7 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - マロンさん» コメントありがとうございます♪深海は【この作者の作品を全表示】から見るか、検索欄で「深海 meimi」といれてR18も表示で設定すれば出てきます(*´ω｀*) (2020年12月22日 1時) (レス) id: ca651dd0ce (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - 深海を読みたいのですが、探せません(T-T) (2020年12月21日 22時) (レス) id: 28426e30c7 (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - 凄く良かったです！ (2020年12月21日 22時) (レス) id: 28426e30c7 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - マサイ愛さん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません(>_<)完結して１年たつのに楽しんで頂けて、そしてコメントまで頂けてすごく嬉しいです！！今は更新停止してますが、もう少ししたらまた再開予定なので機会がございましたら、宜しくお願いします♪ (2020年2月20日 10時) (レス) id: ae95782c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2018年12月14日 22時
