ふたり * 02 ページ3
モ「しょうが焼きだ、美味しそう」
さっきまではソファーにいたはずのモトキくんが隣に。それだけで心臓はあり得ないほど脈打ってる。落ち着け、落ち着け。
「今日、もともとその予定だったからそのままのメニューにしちゃったけど・・・嫌いじゃなかった？」
モ「寧ろ好き、うまそー！何か手伝おうか？」
「もうすぐ出来るから大丈夫だよ、ありがとう」
こんな会話をしてるなんて、何だか嬉しくなって笑顔になる。ドキドキするけど、嬉しくて、本当にモトキくんと付き合えたらこんな感じなのかな、そんな事を考えてしまう。
モ「何だか楽しそうだね？」
「モトキくんが彼氏だったらこんな感じなのかなぁって・・・っ！」
思ってることをそのままの口にしてしまい、顔が熱を持つ。目の前のモトキくんはフリーズしてる。とりあえず、何か言わなきゃ、そう焦れば焦るほど顔が熱くなる。
「ほ、ほら！モトキくんは私の彼氏設定だから、ホントに彼氏だったらこうかなーって考えちゃって、あはは」
もう誤魔化せてるのか何なのか自分でもパニックで、とりあえず、焼き終わったお肉をお皿に盛る。切ってたキャベツも急いで盛る。動いて誤魔化そうとしていたら、モトキくんが思いがけない事を聞いてきた。
モ「その、もしも俺が彼氏だったらの話は・・・Aちゃんの中ではプラスな想像だった？」
思いもよらない質問にモトキくんの方を向くと、目が合う。私の顔は、きっと、否、間違いなく真っ赤だ。
目が離せない。
プラスどころか、そうなったら幸せだな、という想像だったなんて口には出来ない。"好き"を伝える勇気や確信はないが"プラス"の一言を伝える勇気を。
うるさい心臓の音に、手を握りしめる。
「そんなのプラ "♪♪〜♪〜"・・・で、電話だよ？」
上手く笑顔が作れなくてにへらっと笑う。私の勇気はモトキくんのスマホの着信音に負けたのだ。恥ずかしいようで、少し安心した自分もいる。
その音がなった瞬間にモトキくんの顔も赤くなる。
「俺、何恥ずいこと聞いてんだろー・・・あはは」
自分で聞いて照れるなんて、きっとこういう所も好きなんだろうな、そう思ってお互い顔が赤いまま笑あった。
モトキくんはポケットからスマホを出し、鳴り続ける着信画面を見る。
"アイツ・・・"
ボソッと苦笑いそう言うと、電話に出た。
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マロン(プロフ) - ありがとうございます！検索できました(^-^) めいみさんの作品は読みやすくて、ときめいてしまいます^_^ (2020年12月22日 13時) (
レス) id: 28426e30c7 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - マロンさん» コメントありがとうございます♪深海は【この作者の作品を全表示】から見るか、検索欄で「深海 meimi」といれてR18も表示で設定すれば出てきます(*´ω｀*) (2020年12月22日 1時) (レス) id: ca651dd0ce (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - 深海を読みたいのですが、探せません(T-T) (2020年12月21日 22時) (レス) id: 28426e30c7 (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - 凄く良かったです！ (2020年12月21日 22時) (レス) id: 28426e30c7 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - マサイ愛さん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません(>_<)完結して１年たつのに楽しんで頂けて、そしてコメントまで頂けてすごく嬉しいです！！今は更新停止してますが、もう少ししたらまた再開予定なので機会がございましたら、宜しくお願いします♪ (2020年2月20日 10時) (レス) id: ae95782c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2018年12月14日 22時
