ご近所さん * 03 ページ6
シルク side
撮影後皆で飲んで、俺とマサイは同じマンションな事もありタクシーで帰って来た。途中俺がコンビニに寄りたくて、近くのコンビニで降りて、買い物を済ませ、明日の撮影について話ながら歩いてると、前方で何やら男女が揉めていて。
別れ話かなっと二人で話ながら歩いていると遠目に顔がわかるくらいの距離で、いきなりマサイが走り出しのだ。勿論、もめていた男女の方に。
この距離で見ると明らかに付き合ってるカップルが揉めているって感じではなくて。どちらかというと、少し犯罪めいた感じも漂っていた。
マサイが走って向かったのには正直驚いた。優しいヤツだし、そういうのを放っておけない質なのも知っているのだが、一人で突っ走るタイプではない。寧ろ、それはどっちかと言うと俺だ。
でも、その理由はお礼を言ってくれた彼女の顔を見たときに直ぐにわかった。
その子は数十分に居酒屋で会った子だった。それも、モトキのファンの子で緊張でテンパってマサイに握手を求めると言う、珍事件を起こした子。マサイはそれに気づいて？
シ「間に合って良かった。Aちゃんだっけ？居酒屋ではありがとう」
「えっ、名前・・・」
シ「そりゃ覚えるよ、だって中々な珍事件だったし、ふふ」
それを言った瞬間、彼女の顔は真っ赤になり、止まった涙がまた流れそうになる。
「やめてください、忘れてくださいっ！！あの時はその、本当に突然でパニックでっ」
可愛いな、この子。よく見ると俺よりも身長は低く、髪はセミロングくらいの長さだろうか、緩く結んでいる。大きなくりっとした瞳が印象的で。恥ずかしいのか表情をコロコロ変えて慌ててる様は微笑ましかった。チラっとマサイの方を見ると、彼もまた優しい笑顔で彼女を見ていた。
にしても。彼女はなんでこんな場所に。俺達の家のすぐ目の前だ。
居酒屋でファンだと言っていた。でも勿論彼女は押し掛けてくるような迷惑なタイプのファンではない。だとしたら・・・
マ「家、この近く？送って行こうか？」
マサイも考えてる事は同じだったらしい。
ただ気になるのは、やっぱり何かいつもと違って。
「えっ、ありがとうございますっ。でも大丈夫です」
まだ赤い顔でニコと笑顔を向けられる。
そして、指を指す。
「お家、ここなので」
その指の先は斜め向かいのマンション。
シ「ははっ、マジ？」
偶然がこんなにも重なる事があるなんて。
そして、やはりマサイは。
マ「じゃぁ、ご近所さんだね」
確信だ。
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
