１つずつ * 03 ページ38
マサイ side
こんなに人が多いところ、今までの俺だったら絶対に行きたいと思わなかった。だけど、今日は。俺の隣には目を輝かせながら水槽を眺めるAちゃんの姿。
ンダホが行った通り、この水族館は人気が高いらしくカップルがかなり多い。Aちゃんには悪いが一応眼鏡にマスク、ここで騒ぎになったら、せっかくのデートも台無しになってしまう。
それに万が一過激なファンの子になんて合ったらAちゃんに危険が及ぶ可能性だってあるのだ。それだけは絶対に避けなければならない。
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「ペンギンも可愛かったですね！」
マ「一匹だけやたら身近にいるようなやついたもんなー」
そう、皆が動き回るなか何故か寝て仲間にぶつかられても、蹴られても起きない、まるで・・・
「ンダホくんでしたね、あれは」
目があって笑い合う。
マ「それで言ったら、やたらぶつかってたやつはシルクだな」
"確かに"とまた。
大きいメインの水槽から、ライトアップされたクラゲの入った水槽、上から覗き込めるように出来た浅瀬の生き物が入った水槽、ペンギンにイルカ・・・言葉で言えばそれまでだけど、今まで知らなかった。
水族館ってこんなに楽しめる場所だったなんで。これは、Aちゃんのおかげだな。
出口を目の前にそんな事を思っていると、ふと聞こえてくる話し声。
女「えー！マジ？見たかったー！カッコよかった？」
女2「眼鏡にマスクでわかんなかったけど、体型とか髪型とか似てたな」
女「マジで？まさかのマサイ本人なんじゃね？」
女2「えー、なくない？水族館ってデートじゃん」
これは、少しまずい。
もう出口だし、Aちゃんには悪いけどここは抜けて、落ち着いたカフェに。
Aちゃんの方を向くと"どうしましたか？"と微笑んでくれた。
本当はもっとゆっくり行きたかったけど、ちゃんと話せばAちゃんだったらわかってくれる。
マ「わりぃ、ちょっと急ごっ」
そう伝え、Aちゃんの手をとり、足早に水族館を抜けた。そのまま歩いて目的地のカフェに向かう。
違和感を感じたのはその時だった。
水族館であれだけ楽しそうに話していたAちゃんの様子がおかしい。急に言葉数が減ったように感じる。
マ「大丈夫？体調、わるい？」
「ちっ、ちがいますっっ」
やはり水族館でもう少しゆっくりしたかったのだろうか。そう思ってる間にも歩き、気が付けば目的地に。
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
