その瞬間 * 04 ページ30
マサイ side
「嘘、ついてました。今日、本当は何も予定なかったんです」
少し泣きそうになりながら謝るAちゃん。真面目に話してくれてる本人を目の前に"可愛いなぁ"なんて思ってる俺はかなり失礼なヤツなのかもしれない。
「今日だけじゃないんです。ここ最近断った理由、全部・・・嘘でした」
全部と言われ、正直ショックも大きかったが、ここはバレないように、ポーカーフェイスで。こういうのは俺よりモトキの方が得意そうだな。
マ「俺、何か嫌なことした？気づけてなくてごめんな」
頬に涙が伝う。
ここで俺のポーカーフェイスは見事に崩れる。目の前で好きな子が泣いてる、その涙にこんな威力があるとは。
俺のせいだろうか、今の一言が何かのトドメをさしてしまったのだろうか。頭のなかはそんなことでいっぱいで。機能しない。
マ「えっ、わっ、ごっ、ごめん！俺、本当疎くて、本当ごめん！！」
「違うんですっ、マサイくん、優しいから・・・嘘ついてたの、悪いの、私なのに」
きっと真面目に話してる彼女に下心の視線を向けた罰だ。落ち着いて言葉を飲み込めば、冷静さを取り戻せた。彼女が何に涙しているのか。優しい子だな、そう浮かんでまた笑顔になる。
マ「今日飯付き合ってくれたし、嘘は水に流してやろう」
そうわざとらしく企むと、Aちゃんに笑顔が戻る。
俺も聞かなきゃ、何で会ってくれなかったのか。
伝えなきゃ、俺が、Aちゃんを好きなこと。
マ「俺も、聞きたいことがあって」
これを聞いたら、これを伝えたら、全て終わるかもしれない。
でも。
マ「最近断ってたのはさ・・・好きな奴でも出来た、とか？」
その瞬間Aちゃんの顔は真っ赤になる。
初めて会ったときから、俺以上にポーカーフェイスに向かない子だと思ってはいたが。まぁ、そんな素直な所を好きになったのではあるが。
この反応は間違いなく、だ。
モ「あんまりのんびりしてると誰かにとられちゃうかもね」
モトキの言ってたことがこんなにも直ぐに現実になるとは。そっか、好きなヤツいるのか。そして、もしかしたらとずっと思っていた事を。
マ「もしかしてさ、それってフィッシャーズにいたりする」
Aちゃんがまたビクっと反応する。
そういうことか。本人は友達と思ってても、相手がどう思うかなんて、相手次第だ。ましてや、元から緊張でパニックになる程ファンで好きだったのだから。
マ「モトキ、今彼女いないよ」
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
