独占欲 * 07 ページ22
マサイ side
二人が買い出しに出掛けたあと、他愛もない話しが続く。こんな時間でも話でも、Aちゃんと一緒にいて、笑顔が見れ ることがこんなに嬉しいなんて。
でもずっと気になってる事もあった。
モトキと買い物にいってる間の話。なんでそんなに緊張が溶けたのか。
聞くなら今しかない。他のメンバーが居るときに、こんな感情丸出しの質問なんて出来ないから。
マ「そーいやさ、なんかモトキと普通に喋れるようになったみたいだけど、何かあったん？」
そう聞くと"あぁ、あれは・・・"とふにゃっとした笑顔で話してくれた。
「ガチガチに緊張してた私に、"取って食ったりしないよ、友達として接して欲しいだけ、友達に緊張はしないでしょ"って笑いながら言ってくれて」
モトキらしいと思った。
「それを言われて、何だか少し気が楽になった気がしたんです」
そう笑うAちゃんの笑顔は酔ってふにゃふにゃだけど、凄く優しい笑顔だった。自分から聞いといて、モトキの事でこんな笑顔を見せられて、モヤモヤしてるなんて。
俺の事も見て欲しい。モトキよりも。その笑顔も俺に。
マ「ふーん、いいなモトキ」
「え？」
ぼそっと発した言葉はAちゃんには聞き取れなかったらしく、聞き返される。願わくば・・・。
マ「なぁ、Aちゃん」
「なんですか？」
ふにゃっと柔らかく笑う。
やっぱり、可愛い。
俺だけ、見て欲しいなんて。
独占欲が沸き上がる。口にせずには居られなかった。それでもきっと、自分の中ではだいぶ押さえたんだ。
Aちゃんの目を見つめると、"へっ"と顔を赤らめる。
マ「俺にも興味もってよ」
「つ！？」
顔を真っ赤にして、ぱくぱくとするAちゃん。モトキでなく俺にこんな反応をしてくれてるのでさえ、今は嬉しかった。
マ「顔、真っ赤」
と笑えば、真っ赤になった顔を両手でおおって"赤くないですっ"、と。今は少しでも意識してくれる、それだけで前進だと思うから。
そんな時。
シ「ただいまー」
シルク達が戻ってきた。ナイスタイミング。
初めて出会ったときみたいに真っ赤になってるAちゃんをみて、また一言。
シ「Aちゃん思い出して、こっちがマサイで、こっちがモトキね」
マ「ははっ」
モ「ふふっ」
「もー！！知ってますってば！！！」
そうムキになる彼女の中で、俺の存在が少しでも増えるように。
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
