独占欲 * 05 ページ20
マサイ side
Aちゃんの手伝いとは？
サクサクと準備を進めていく彼女に、俺は勝手知ったキッチンから言われるままに物を取り出し渡す。手伝いとは程遠いような気もしたのだが。
あいつらの撮影をしているときのあの凄く不安な感じや、見ていて眉間にシワがよる感じはもはや才能だろう。同じ料理とは思えない手際のよさや美味しそうな匂いに腹が減ってくる。
煮込んでる間にサラダや、簡単な酒のつまみまで。
マ「なぁ、これ俺いる？」
そう笑って聞くと、"もちろん"と笑顔で。
動画の裏話をしながら、Aちゃんの手元や表情を見ながらで、あっという間にちゃんとしたビーフストロガノフが完成する。"本当はもっとちゃんと煮込むのが正解なんですけどね、今回は許してください"と笑いながら皿に盛り付けていく。
旨そうな匂いに誘われシルクとモトキがスマブラを辞めリビングにやって来た。
モ「えっ、まって！めっちゃ旨そう！！」
シ「店で見たことある！」
Aちゃんは、少し照れながらテーブルに料理を運ぶ。俺もそれを手伝った。モトキも冷蔵庫から酒を出したりするなか、シルクはと言ったら、座ってただ待っている。
マ「お前、昭和のオヤジか」
笑いながらそう言うと、"そんなに人数いらねぇじゃん？"と。まぁごもっともで。
.
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シ「じゃ、新しい友達に、乾杯ー！」
その掛け声にAちゃんが小さく声を上げる。
マ「どうしたの？」
「いいんですか？」
何の事かがいまいちわからずに"何が？"と聞き直す。
「友達、私なんかが皆さんの」
シ「こうやって飯食って酒飲んで、他人とかあり得んだろ」
そう笑うシルクに、Aちゃんも嬉しそうに笑う。
モ「俺も買い物の時言ったでしょ？友達になりたいんだって」
モトキがそういうと、Aちゃんは少し頬を赤らめた。
「ふふ、ありがとうございます」
わかってはいるけど、気にくわない。買い物から帰って来たAちゃんは、前みたいにあからさまにモトキに緊張することがなくなっていた。まだ恥ずかしいからか赤くなったりはするのだが、だいぶ自然になっていて。
あのたった40分ちょいくらいの間に一体何があったんだ。モトキを見れば何にもわかってないようで"ん？"とリアクションをとって来る。
天然の人タラシめ。
マ「ばーかっ」
モ「えっ、何でだよっ」
笑うシルク。
そして発するのは。
シ「見ろお前ら。これがビーフストロガノフの正しい姿だ」
お前には言われたくないと心から思った。
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
