知らない * 01 ページ24
A side
マサイくんのお家でご飯を食べてから、何だかよく分からない。
フィッシャーズは今も勿論大好きで、モトキくんのファンで。実際に彼らに会ったときも、シルクくんも、モトキくんも、マサイくんも優しくて。ドキドキするし緊張する。
でも以前よりは幾分ましにはなったし、ちゃんと話せるようにもなった。モトキくんはずっと好きだったからやっぱり見てると"可愛い"って思ってドキドキすることもまだ。
勿論、シルクくんやマサイくんにも、ドキドキはするんだけど・・・。
ここに来てよく分からないモヤが掛かるのだ。
樹里「おーおー、悩んでるね、お嬢さん」
居酒屋でビール片手に樹里が楽しそうに笑う。一人で考えてもわからないこのモヤモヤを解決したくて、樹里を呼んだのだけど、まるでおじさんのような対応に苦笑いをしてしまう。
「酔ってる？まだそんなに飲んでないよ？」
笑ってそう言えば、"嬉しくて"と返って来た。
樹里「だってA、初めてじゃん」
初めて？何の事を言ってるのだろう。
それは勿論、有名人に会うのは初めてだったし、まさか友達になれるなんて思っても見なかった事だけど。
樹里「そのモヤモヤは何に対して？」
何に対して。
「ドキドキすること」
でも、それはフィッシャーズが好きだから普通の事だ。
樹里「フィッシャーズに？」
「うん」
樹里「モトキくんは？」
モトキくんは考えるまでもなく。
「だってずっとファンだったんだもん。するよ、ドキドキ」
でも、この間から少しおかしのだ。
普通に話せてたのに。
樹里「でも、少しずつ普通に喋れるようにようになってるんでしょ？」
頷く。
そう。勿論、全く緊張しないかと言われたらやっぱり無理だけど、前よりかは遥かにスムーズに話せるようになったのだ。
「でも、違うの」
そうモヤモヤするのは、今まで話せたのに、話せなくなりそうだから。
樹里「何が違うの？」
それは。
「一番、話しやすかったのに、何だか恥ずかしくて、話せなくなる、から」
そこまで伝えると、樹里は満足そうに私を見る。そして、私の置いてたグラスに"カンッ"とジョッキをぶつけて乾杯をする。
樹里「ね？やっぱり初めてだ」
嬉しそうな樹里。
そして。
樹里「それ、きっとAがその人の事を好きなんだよ」
好き？ファンだから好きではあるけど、ここで樹里がいう"好き"はきっと。
「すき・・・」
言葉にすると余計にモヤモヤした。
このわからない感情が苦しかった。
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
