ファンです * 02 ページ2
マサイ side
撮影の後、皆で居酒屋に入った。
いつも通り反省会をして、あとは他愛もない話。酒も進んできた頃、女の子の声に一斉に注目が移った。
「あっ、あの・・・すみませんっ」
二人組で、仕事帰りだろうか。声を掛けた子は顔を真っ赤にしていた。
「あの、突然すみません、A Aと申します。 ずっと、フィッシャーズのファンで、その・・・」
緊張してるのだろうか。視線はテーブルに向いている。
シ「おぉ、嬉しい！ありがとうございますっ！」
ン「因みに誰のファンとかあったりする？」
「えっ、あのっ」
後ろの女の子がニヤニヤしながら真っ赤になってる子をつついてる。どうやら、後ろの子が俺らを見つけて、この子をこのテーブルに連れてきたのだろう。
「えっと、モトキくんの、ファンです」
モ「えっ、俺ー？やったー！何か照れるな、ありがとうございます」
モトキは結構モテる。まぁ、不思議キャラではあるが優しい人柄が全面に出てる。裏表がないのはフィッシャーズ全員に言えることだけど、モトキは特に女子からの人気は高い気がする。
手元のビールをとりそんな微笑ましいやり取りを見ながら口許に持って行く。その時だった。
「あのっ、握手、いいですか？モトキくん、これからも応援してますっ」
俺の目の前に少し震える手が。
真っ赤な顔で目を固くつぶって。彼女なりに勇気を振り絞ったのだろう。ただパニックになってるのはもはや誰の目にも明らかで。
一瞬間が空いて、一斉に皆笑いだした。
俺の目の前の震える手を握る。
マ「ありがとうございます。でも、俺はマサイだよ、Aちゃん？」
その瞬間、下を向きぎみだった彼女の顔を初めてしっかりと見ることが出来た。
くりっとした目は真ん丸にして、今まで以上に真っ赤になり今にも泣き出しそうに涙をためていた。握られた手と、俺の顔を見てまた。
「マサイ、くんっ、すっすみませんっっ」
モ「ふふっ、ありがうございます、Aさん」
モトキの言葉にパッと手をはなし、お辞儀をする。そして、"ありがとうございました、お邪魔しました"と逃げるように去って行った。
飲んでるときにファンの子達に話しかけられることはたまにあるが、今回の子は。
皆思ってる事は同じらしく笑っていた。
ン「可愛い子だったね。もっきゅんいいな、ファンだって」
モ「でも、マサイにとられたよ？」
あの子の驚いた表情が頭に浮かぶ。
そしてまたビールを一口。
マ「顔、真っ赤だったな」
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
