熱 * 01 ページ22
モトキ side
安心から座り込んでしまったAちゃんを支えたら、涙目で、顔を赤くして、笑顔なんて向けられて・・・そりゃまずいでしょ。
メンバーに顔赤いだの可愛いだのからかわれながら、帰り道を行く。
途中ふとAちゃんの方を向くと、こっちを見てたらしいAちゃんと目があって、また照れた笑顔を向けてくれた。
俺が、かばうためについた嘘を意識してしまってるのか、少し頬が赤い。恥ずかしいのだろう。
恥ずかしさからではなく、俺に対して頬を赤らめてくれてるのであれば、そんな事をぼんやり考えてしまうくらい俺はAちゃんの事を好きになってるようだ。
だからこそ、さっきの自分の"俺が彼氏"発言はいくらかばう為だとしても、恥ずかしすぎると同時に事実でない事が悲しくもある。
ン「じゃぁ、おつかれー!」
マ「ゆっくり休めよー」
モ「おやすみ、Aちゃん」
気づけばシルクは自分の家へ。
ンダホと俺はマサイんの家に。
もちろん、Aちゃんはマサイの隣の自分の家に帰っていった。
マ「あー、今日も走り回って疲れたー、風呂入ってくるわ」
モ「んー了解」
ン「はーい」
残された俺らはそれぞれに、ンダホは寝転んでインスタを更新してるようだ。俺は、俺で寝転び目を閉じる。
ン「にしてもさー、さっきのアイツ。本当に最低なヤツだったね」
まえに一緒に帰ったときにAちゃんに聞いたことを思い出す。
自分から浮気してAちゃんを降っといて、ひょっこり現れよくあんな事が言えたもんだ。
モ「本当に。同じ男だと思いたくない」
ン「にしても、なんであんなやつと付き合ってたんだろ、Aちゃん」
アイツのあの言動から、Aちゃんがアイツと付き合ってたなんて誰が想像できるのか。俺は理由を聞いてるからわかるけど、そして余計に腹が立つのだけど。
モ「付き合ってた頃はすっげぇ優しかったんだって、騙されてたらしい。ホントに許せねぇ」
ン「そっか、モトキは聞いてるのか」
ンダホが勢いよく起き上がって俺の方を向く。
そして、いつもの笑顔で"良かった"と一言。
モ「え?何が?」
ン「モトキが少しでも知ってて。だって知ってる人いないとAちゃんだって色々勘違いされて嫌だって思うじゃん」
モ「そうかもね。やっぱだほちゃん優しいなぁ」
ン「んで!」
勢いよく前傾姿勢でニヤニヤと。
何だか嫌な予感がする。
ン「好きなんでしょ、Aちゃんの事!」
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めいみ(プロフ) - Chさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´ω`*)初めて書いたフィッシャーズの夢小説なので、そういって頂けると本当に嬉しいです♪短編もあるのでよろしければそちらもご覧下さい♪♪コメントありがとうございました! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
Ch(プロフ) - 前途多難な恋だから、めちゃくちゃツボですーーー!!!最高すぎて何て感想を述べたらいいかわからないので、めちゃくちゃ好きですとだけ!言わせてください! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 14fa37869b (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - そいさん» そいさん、コメントありがとうございます!好きだなんて、ニヤニヤしちゃいます(笑)こんなお話でも読んで頂けて楽しんで頂けているのであれば、本当に嬉しいです(つд;*)仕事終わり次第今日中更新できると思うので、今しばらくお待ち下さい♪ (2018年12月12日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
そい(プロフ) - あの 好きです(語彙力喪失 展開が私好みすぎて……めっちゃ焦れったいけどもっと焦らしてくれなんてMっ気のあるようなこと考えながら更新があるたびに最初から読み直してます笑笑 (2018年12月11日 22時) (レス) id: 251e5350d1 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 自然(??ω??)?さん» ありがとうございます!!そしてご指摘まで(つд;*)めっちゃ恥ずかしい間違いしてますね、私(笑)地味に訂正していきます!一応半分は終わりました!また何かあったら是非教えて下さい(つд;*) (2018年12月3日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meimi | 作成日時:2018年11月6日 23時