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距離 * 04 ページ16

(モトキside)


マサイの発言で、一瞬俺の思考が止まる。

マ「すげーよな!こんなん作れるとか!パティシエしてるのは知ってたけど、いやー、マジすげぇは!」

驚きを共有したいマサイと、知らない情報が一気に流れてきて、思考が追い付かない俺。

"自分で食べたくて作ったら余ったからくれた"

"よく行くカフェのパティシエ兼店員だったらしく、ちょっと前にお店でばったり会った。それ以来よくカフェで出会す"

"実は前のお礼のケーキもお店のケーキで、仕事ではあるが手作りだったらしい"

マ「って、モトキ驚かないの?あ、もしかしてもう知ってた??」
モ「いやー、知らないことだらけで驚きすぎて思考がとまった」

平然を装ってそう返すと、マサイは満足そうに"そうだよなー!"とまた編集作業を始めた。

マサイとAちゃんは"お隣さん"だ。
俺より交流があるのは当たり前。必然的に俺が知らないことをマサイがいっぱい知ってるのも当たり前。

当たり前なのだけど、さっきまで親しげに話なが一緒にここまで歩いてきたのに、俺は全く何も知らなくて、マサイがこんなに知ってることに、すごく苦しくなった。モヤモヤした。

口のなかで溶けるプリンの甘さに、マサイとAちゃんが一緒にいる姿を想像して、マサイに向けられる笑顔に余計にモヤモヤする。

マ「あ、でさ!次の撮影なんだけど・・・」

そのまま本題の撮影の話に入って、モヤモヤも消えていったのだが。
一緒にここまで歩いてきた矢先、自分が一番近いと思って悔しかったのだろうか?そうでなければ、この感情は。

モ「(・・・やばいかも)」
マ「え?何か言った?」
モ「んー、別に!」

気付きはじめてしまった感情に蓋をして、床に寝転んだ。

モ「それじゃー、まぁ、今日も撮影がんばりますか!」

夜道 * 01→←距離 * 03



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設定タグ:フィッシャーズ , 夢小説 , モトキ   
作品ジャンル:恋愛
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めいみ(プロフ) - Chさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´ω`*)初めて書いたフィッシャーズの夢小説なので、そういって頂けると本当に嬉しいです♪短編もあるのでよろしければそちらもご覧下さい♪♪コメントありがとうございました! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
Ch(プロフ) - 前途多難な恋だから、めちゃくちゃツボですーーー!!!最高すぎて何て感想を述べたらいいかわからないので、めちゃくちゃ好きですとだけ!言わせてください! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 14fa37869b (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - そいさん» そいさん、コメントありがとうございます!好きだなんて、ニヤニヤしちゃいます(笑)こんなお話でも読んで頂けて楽しんで頂けているのであれば、本当に嬉しいです(つд;*)仕事終わり次第今日中更新できると思うので、今しばらくお待ち下さい♪ (2018年12月12日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
そい(プロフ) - あの 好きです(語彙力喪失 展開が私好みすぎて……めっちゃ焦れったいけどもっと焦らしてくれなんてMっ気のあるようなこと考えながら更新があるたびに最初から読み直してます笑笑 (2018年12月11日 22時) (レス) id: 251e5350d1 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 自然(??ω??)?さん» ありがとうございます!!そしてご指摘まで(つд;*)めっちゃ恥ずかしい間違いしてますね、私(笑)地味に訂正していきます!一応半分は終わりました!また何かあったら是非教えて下さい(つд;*) (2018年12月3日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meimi | 作成日時:2018年11月6日 23時

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