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広がる輪 * 01 ページ11

"ピーンポーン"

扉の向こうから足音が聞こえてくる。

時刻は19:30。仕事を終えて帰宅し、準備をしていざ出発!と意気込んで玄関を開けて3秒ほどでつく目的地。人生で一番近い集合場所だ。
そうこう考えていたらお隣さんの扉が開く。

モ「こんばんは、お仕事お疲れ様!」
 「こんばんは。モトキくん達も撮影お疲れ様」
モ「どうもー。せっかくこっちに来てくれたんだけど、シルクんちに移動することになってさ、大丈夫?」
 「うん、もちろん!」
モ「じゃぁ、行こっか!」

モトキくんは部屋を出て鍵を閉め始める。

「あれ、マサイくんは?」

ここはマサイくんのお家。本人はもうお家には居ないらしい。

モ「先にシルクんちに行ってるよ、俺がAちゃん待つよって皆に言っといたから」

あ、マサイの方が良かった?なんて意地悪な笑顔で言うもんだから何か恥ずかしくなって、勢いよく首をふった。そんな私を見てモトキくんは笑いながら、じゃぁ行きますか、と歩き出した。
どこまで歩くのかと思えば、下の階に降りてとある部屋の前へ。そうか、そういえば、シルクさんもマンションの。

モ「Aちゃんきたよー」

扉を開けると同時にモトキくんが中にいるであろう人達に声を掛ける。それと同時にざわざわと賑わう室内。

「おじゃまします・・・」

流石同じマンション、部家の作りが・・・とつい1週間前も同じ事を考えたな、等思いながらリビングに向かう。

シ「いらっしゃい、Aさん!こんなむさ苦しい空間ですみません!」
 「こちらこそ、お邪魔してしまい申し訳ないです」
シ「いやいや、むしろ華をありがとうございます!」

皆うんうんと頷き笑顔を向けてくれている。
ここはきちんと挨拶をしなければ。

「A Aと申します。1週間くらい前に私のミスから、マサイくんとモトキくんにご迷惑をかけてしまい・・・二人ともホントにありがとう。」

「おー、さすがもっきゅんとマサイ!うちのイケメン担当!」

少し、否、かなり大きめの優しそうな男の人。

「モトキ達がイケメン担当なら、俺とダーマは?」

今度は細身のお洒落な男の人と眼鏡を掛けた人。眼鏡の人はダーマさんと言うらしい。

ダ「ぺけは簡単じゃん。お歌担当」
シ「ダーマは文句担当だろ」
ダ「いや、どんな担当だよ。ンダホは力士」
ン「力士じゃねーよ」

 「ふふっ、あはははっ」

モ「笑われちゃった」

どうやら、モトキくんとマサイくんのお友達はやっぱり皆優しくて楽しいらしい。

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設定タグ:フィッシャーズ , 夢小説 , モトキ   
作品ジャンル:恋愛
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めいみ(プロフ) - Chさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´ω`*)初めて書いたフィッシャーズの夢小説なので、そういって頂けると本当に嬉しいです♪短編もあるのでよろしければそちらもご覧下さい♪♪コメントありがとうございました! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
Ch(プロフ) - 前途多難な恋だから、めちゃくちゃツボですーーー!!!最高すぎて何て感想を述べたらいいかわからないので、めちゃくちゃ好きですとだけ!言わせてください! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 14fa37869b (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - そいさん» そいさん、コメントありがとうございます!好きだなんて、ニヤニヤしちゃいます(笑)こんなお話でも読んで頂けて楽しんで頂けているのであれば、本当に嬉しいです(つд;*)仕事終わり次第今日中更新できると思うので、今しばらくお待ち下さい♪ (2018年12月12日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
そい(プロフ) - あの 好きです(語彙力喪失 展開が私好みすぎて……めっちゃ焦れったいけどもっと焦らしてくれなんてMっ気のあるようなこと考えながら更新があるたびに最初から読み直してます笑笑 (2018年12月11日 22時) (レス) id: 251e5350d1 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 自然(??ω??)?さん» ありがとうございます!!そしてご指摘まで(つд;*)めっちゃ恥ずかしい間違いしてますね、私(笑)地味に訂正していきます!一応半分は終わりました!また何かあったら是非教えて下さい(つд;*) (2018年12月3日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meimi | 作成日時:2018年11月6日 23時

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