八夜目 ページ8
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つ「…えっ…」
…あれ?
もしかして、もしかすると…!?
つ「…俺帰る、から…Aも一緒に来て…」
おぉ!はすくんが怖がってる!
よし、もう一押しだな。
『…それでも良いけど…家で一人でも大丈夫なの?』
私が言うと、はすくんはどんどん顔色を悪くさせた。
つ「…やだ。やっぱり帰らない。」
…よっしゃ!
思わずガッツポーズをしたくなるのを抑え、コジくん、私、はすくんの順で小さめのソファーにくっ付いて座った。
コ「じゃあ、始めるよー!」
何故か部屋の電気を消しているコジくん。
『…う、うん…』
ちょっと昨日の事を思い出してしまった。
つ「…ほんっとにやだー…」
足をバタバタさせながら、うなだれてるはすくん。
始まってもないのに怖がってる私達って、これから精神的に大丈夫だろうか…。
思わず溜め息を吐いてしまった。
コ「…大丈夫だってー、そんなに怖くないから!」
私の背中をバシバシ叩きながら笑うコジくん。
『…本当に?』
コジくんの怖くないは信用出来ないんだけど…
つ「…A、騙されちゃダメだよ。」
私の首にまわされていたコジくんの腕を退かすと、はすくんは冷静に言った。
『…やっぱり?』
正直言って、はすくんの言う通りだと思う。
コ「ちょっ、本当だってばー!」
『…うん、覚悟したから大丈夫。』
つ「…さっき『一番怖かったゲーム』って思いっきり言ってたしね。」
確かに言ってた。
コ「本当に怖くないのにー、じゃあ俺が操作するから見ててね?」
よし、はすくんと話してよう。
『…分かった、分かった』
つ「…やだ」
はすくん小声で本音が…
しかし気にする様子もなく、コジくんはスタートボタンを押していた。
・
血しぶきのホーム画面が映り、物語が始まった。
ひとつひとつの物音にさえ、私とはすくんは身体を震わせていた。
…これは本当に怖いやつだ。
何が何でもこのゲームをやらせないようにするべきだった…
…今後悔しても遅いんだけどさ。
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ピアル - チョコはすさん» 初めまして、夏位からずっと更新を待っていた者です。単刀直入にお聞きしますと、もうこの作品を更新してくれないのですか?私はこの作品がとても好きなので、無理しない程度でいいので更新待っています (2016年4月18日 23時) (レス) id: 690021def7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - アロエさん» コメありがとうございます!アブさん私も大好きです!これからアブさんたくさん出すつもりです!更新頑張ります! (2015年8月9日 22時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
アロエ - タイトル見て瞬間的にクリックしてしまいました!wアブさん大好きなので出てきて嬉しいです!更新頑張ってください!応援してます! (2015年8月9日 22時) (レス) id: edd707cc42 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - AENさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると本当に嬉しいです…!!更新頑張ります! (2015年8月8日 12時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
AEN(プロフ) - コメント失礼しますー|ω・)チラッ この作品本当に大好きで、楽しく読ませてもらってます♪♪更新頑張ってくださいっ!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年8月8日 12時) (レス) id: e5841bf7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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