七夜目 ページ7
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突然のゲームの誘い。
いつもなら断る事も多いけど…
「うん、いいよ」
出来るだけ一人になりたくなくて、即答した。
コ「Aがノってくれるなんて珍しいなー!」
少し驚いていたけど、嬉しそうに笑ってくれた。
つ「…俺も行く。」
コ「やったー!!」
人数が増えるほど楽しくなるよね。
セ「…俺たちは放課後呼ばれてるから、ごめんね?」
セピアさんはアブさんと目を合わせた。
三年生は大変そうだなぁ。
学校に着き、私達はそれぞれの学年の階に別れた。
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校内に響いた下校時間を知らせるチャイム。
授業が終わって力尽きているコジくんを起こして、はすくんを迎えに行った。
『…はすくーん、支度出来た?』
一年生の教室に居るはすくんに声をかける。
つ「あ、Aとコジマさん!うん、支度出来てるよ」
私の声に気付いたはすくんはニコッと微笑んだ。
…コジくんはさん付けなのに、相変わらず私の事は呼び捨て…。
本人は無意識みたいだから仕方ないけど…。
コ「よし、早速行こうぜー!」
つ「おう!」
まぁ、仲良いって証拠だしいっか。
走り出した二人を私も追いかけた。
・
『おじゃましまーす』
久しぶりにコジくんの家にお邪魔する。
コ「早くゲームしよ!!」
ハイテンションで私達の手を引いて、部屋の奥に向かった。
つ「今日何のゲームすんの?」
一人ゲームの準備を進めるコジくん。
勝手にゲーム選んだみたいだけど…
コ「一番お気に入りのゲーム!」
…嫌な予感しかしない…
コ「…これ!」
ズイッと目の前に出され、はすくんと私は絶句する。
コ「今までプレイした中では一番怖かったから、二人にもやってみてほしくてさ!」
………………
つ「…俺、帰る。」
しばらく沈黙が続いた後、はすくんは呟いた。
…本当は私も帰りたい所だけど、昨日の事がありそれは怖い。
他のゲームを、って言っても変えてくれなさそうだし…第一コジくんはホラーゲーム以外持ってなさそうなイメージがある。
…こうなれば覚悟を決めて、はすくんを道連れにするしかないと思う。
『…こういうのって、ここで逃げた人が帰り道で…みたいなパターンだよね。』
さりげなくはすくんの腕を掴みながら、言ってみる。
いや、咄嗟に思い付いた事なんだけどさ。
…ちょっとありがち過ぎて怖くなかったかな…?
ちらっとはすくんの様子を見てみた。
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ピアル - チョコはすさん» 初めまして、夏位からずっと更新を待っていた者です。単刀直入にお聞きしますと、もうこの作品を更新してくれないのですか?私はこの作品がとても好きなので、無理しない程度でいいので更新待っています (2016年4月18日 23時) (レス) id: 690021def7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - アロエさん» コメありがとうございます!アブさん私も大好きです!これからアブさんたくさん出すつもりです!更新頑張ります! (2015年8月9日 22時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
アロエ - タイトル見て瞬間的にクリックしてしまいました!wアブさん大好きなので出てきて嬉しいです!更新頑張ってください!応援してます! (2015年8月9日 22時) (レス) id: edd707cc42 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - AENさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると本当に嬉しいです…!!更新頑張ります! (2015年8月8日 12時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
AEN(プロフ) - コメント失礼しますー|ω・)チラッ この作品本当に大好きで、楽しく読ませてもらってます♪♪更新頑張ってくださいっ!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年8月8日 12時) (レス) id: e5841bf7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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