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十三夜目 ページ13

貴方 Side


コ「布団敷いたから寝よー」

コジくんが布団を用意してくれたみたいだ。

『うん、ありがとう』

隣の部屋には、布団が二つ。

ピッタリくっ付けて敷かれていた。







…お布団が、二つ。


そんな私の戸惑いに気付いたのか、コジくんが困ったように笑った。

コ「布団二つしかなかったんだよねー…俺ソファーで寝るからさ、二人は布団で寝て!」

そう言うと、さっき座っていた小さいソファーに目線を向けた。

つ「…さすがにこのソファーじゃ寝れなくない…?」

二人用のソファーだと丸まっても収まるかどうか…

それに、泊まりに来たのは私達であって、コジくんに気を使わせる訳には行かない。

…そうなるとやっぱり、、


『…じゃあ、私がソファーで寝る。私ならちょうど良さそうだし』

何だかんだで、一番背が大きいのってはすくんだしね…。

ほら、と言ってソファーに寝転ぶと、二人は慌て出した。

コ「ダメだって!Aを守るって言ったのに!」

つ「こんなとこで寝たら風邪引くよ?…それに、男二人が布団使うなんて、ねぇ…」

そ、それはそうかも知れないけど…


つ「…三人でくっ付いて寝れば大丈夫じゃない?」

コ「うん!大丈夫、大丈夫!」

『…で、でも…』

最初と言ってる事違うよ?って言おうとしたら、はすくんにヒョイっとお姫様だっこをされてしまった。

『わっ、は、はすくんっ!?』

そのまま隣の布団が敷いてある部屋に運ばれる。



つ「…よし、Aは真ん中ね。」

そう言うと、静かに布団に降ろされた。

『ほ、本当に私っ…』

起き上がろうとすると、上からそっと毛布を掛けられる。

コ「ほら、大丈夫だよ!三人ピッタリ入った!」

つ「…明日学校だし、早く寝ないと…ね?」

二人に挟まれた私は、諦めるしかなかった。

『…うん…』

素直に返事をして、少し布団に潜った。

コ「おやすみー!」

つ「…おやすみ」

二人の温もりを感じながら、ゆっくり目を閉じた。









『…おやすみなさい…』




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ピアル - チョコはすさん» 初めまして、夏位からずっと更新を待っていた者です。単刀直入にお聞きしますと、もうこの作品を更新してくれないのですか?私はこの作品がとても好きなので、無理しない程度でいいので更新待っています (2016年4月18日 23時) (レス) id: 690021def7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - アロエさん» コメありがとうございます!アブさん私も大好きです!これからアブさんたくさん出すつもりです!更新頑張ります! (2015年8月9日 22時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
アロエ - タイトル見て瞬間的にクリックしてしまいました!wアブさん大好きなので出てきて嬉しいです!更新頑張ってください!応援してます! (2015年8月9日 22時) (レス) id: edd707cc42 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - AENさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると本当に嬉しいです…!!更新頑張ります! (2015年8月8日 12時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
AEN(プロフ) - コメント失礼しますー|ω・)チラッ この作品本当に大好きで、楽しく読ませてもらってます♪♪更新頑張ってくださいっ!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年8月8日 12時) (レス) id: e5841bf7d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チョコはす | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年7月4日 20時

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