life 44 ページ6
名取side
冴「藤田Aさん、30代。血圧80の50、心拍85、レベル300、脳ヘルニアと腹部損傷です。」
藍「移します、1．2.3。」
藤田先生が運ばれてきた。
ストレッチャーに横たわる藤田先生にいつものような血色はない。
白石先生が運ばれて、みんなかなりショックを受けていた。
だから藤田先生までこんなことになっていたら、もう気が気じゃないだろう。
藍「すぐオペ室の手配してくれ。あと脳外の新海にも連絡入れろ。」
さすがの藍沢先生でもかなり焦っているようで、額には汗がにじんでる。
雪「血圧70です！」
橘「まずいな…。バイタル安定しない。」
切迫した声が飛び交う初療室で、俺はボーっと突っ立っていた。
柄にもなく動揺して、何が何だか分からなかったのだ。
灰「オペ室手配出来ました！20分後には入れます。」
藍「新海はどうした。」
横「連絡つきました。今こちらに向かってます。」
動かなかった足がようやく動くようになって、ホッと息をつく。
名「FFP増やしておきます。あと輸血も。」
藍「右足骨折してるな、藤川頼む。」
藤「了解。」
冴「オペ室準備できました。」
緋「運ぼう。あんまり動かさないでね」
シニアドクター達が阿吽の呼吸で処置をこなしていく中、俺らフェローは初療室に取り残された。
沈黙が訪れる。
横「…私ね、いっぱい助けてもらったんだ。藤田先生に。」
口を開いたのは横峯だった。
灰「うん。僕も…いつも助けてもらった。」
雪「私も…アドバイスしてもらった…。」
横「ちょっと怖いけど…大好きなの。」
横峯の目から涙がパラパラと落ちていく。
ばか。
俺もだよ
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らむれもん - キラあやさん» 応援ありがとうございます！コメント励みになります。頑張ります！(^^) (2018年8月26日 20時) (
レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - らむれもんさん» そうですか、応援してるのでこれからも頑張って下さい！ (2018年8月26日 20時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
らむれもん - キラあやさん» そうですね…ある程度票が集まったら、と考えているのですが、多分、もうそろそろなはず…です！ (2018年8月26日 16時) (レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - 次の作品っていつ頃になりそうですか？ (2018年8月26日 14時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
らむれもん - 彩さん» コメント、ご意見ありがとうございます！橘先生がお好きなんですね。今後絡みを増やします！ (2018年8月26日 11時) (レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむれもん | 作成日時：2018年7月27日 15時
