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life 52 ページ14

白石side









白「…よし!出来たよ!!」




冴「え、何これ…」




緋「あー、ちょっと動かないで。」









緋山先生が困惑する冴島さん相手に、ウェディングドレスの着付けに手こずっている間に、私はヘアメイクをパパっと終わらせておいた。









屋上ではみんなが着々と式の準備をしているころだろう。









緋「…よし、出来たぁーーーーー」



白「うわぁ、冴島さんすごくきれい…」









真っ白なウェディングドレスに身を包んだ冴島さんは、驚くほど綺麗だった。









まだ車いす姿の私。









セットの準備は出来ないけどこれくらいはやってあげたい。









冴「…二人とも、ありがとう。」









冴島さんは目にほんのり涙を浮かべながら微笑んでくれた。









白「いつもお世話になってるからね、その恩返し。」









ずっと働き詰めで、式の余裕なんてなかったはずだから。









白「…Aにも、見せてあげたかったなぁ…」









私がそう呟くと、緋山先生達も俯いた。









――やば、式の前に空気悪くしちゃった。









緋「…そろそろいこうか!」



白「そうね。」









屋上へ向かう為に車いすをゆっくりと動かした。









その途端―――。









藍「…許可、取れたぞ。」









突然藍沢先生が現れた。









緋「うわ、びっくりした。何、何のこと?」









緋山先生の問いかけに答えることなく、藍沢先生はスマホをこちらに向けた。









白「え、ちょ、何?」









藍「この映像を、Aが見ている。」









やっと口を開いた藍沢先生の言葉に、みんな首を傾げた。









藍「橘先生に許可をもらって、今Aとビデオ通話をしている。



だから、Aは結婚式を見ることが出来る。」









――それは、Aの目が覚めていなくても、Aと繋がっているってことだよね。









冴島さんの艶やかなバラ色の頬に、大粒の涙が零れた。

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らむれもん - キラあやさん» 応援ありがとうございます!コメント励みになります。頑張ります!(^^) (2018年8月26日 20時) (レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - らむれもんさん» そうですか、応援してるのでこれからも頑張って下さい! (2018年8月26日 20時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
らむれもん - キラあやさん» そうですね…ある程度票が集まったら、と考えているのですが、多分、もうそろそろなはず…です! (2018年8月26日 16時) (レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - 次の作品っていつ頃になりそうですか? (2018年8月26日 14時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
らむれもん - 彩さん» コメント、ご意見ありがとうございます!橘先生がお好きなんですね。今後絡みを増やします! (2018年8月26日 11時) (レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らむれもん | 作成日時:2018年7月27日 15時

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