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琲世は急いでカレーを食べて任務に戻った。
嵐が去ったように静かになる店内。
『それにしても、上もハードル高いこと言いますよね。有馬特等を超えろだなんて。ま、琲世ならやってくれるんじゃないかな。』
2年前の琲世の事情を知っているからこそ、有馬特等を超えられる見込みがあると感じるものだ。それが確信となった時、そこから彼はどのように変化するのか楽しみでもある。
真戸「A、お前は琲世の背中を押してやってくれ。琲世のことを頼む。」
『任せてください。そういえば、クインクス班をどうにかしてください。団結力がないし。』
そう、クインクス班は全くと言っていいほど団結力がない。単独捜査をしている奴もいれば引きこもっている奴もいてめちゃくちゃだ。
真戸「それをまとめるのもお前達の役目だ。」
困った顔をして微笑むアキラさんもいろいろ思うことはあるんだなと思いながら、少し冷えてしまったカレーをすくって食べた。
休憩時間残り10分。
未だにCCGへは到着できず、平和を偽っている景色を眺めながら歩道を歩いていた。
前方からは、私のパートナーと言っても過言ではない佐々木琲世が肩を落としながらとぼとぼ歩いていた。その後ろには六月くんが付いて来ている。
『六月くんも琲世もお疲れ様。』
六月「お疲れ様です、A一等！」
佐々木「瓜江くんと不知くんがトルソーを単独で追ってるらしくて…。」
トルソーとは、最近名前をよく耳にする喰種。
体に傷のある女性の胴体がお好きなようで、その現場へ行った喰種捜査官はその場で嘔吐してしまう人もいる。
瓜江くんと不知くんは琲世と私が指導しているクインクス班メンバー。
あの2人は何故かトルソーに執着していて、単独行動するなと口酸っぱく言っているが未だに言うことを聞かず、私たちは頭を悩ませている。
トルソー担当は下口班なのにあの2人がトルソーを追っているから、琲世は下口上等から嫌味を言われることもしばしば。琲世は先程も嫌味を言われたらしい。
『分かれてあの2人を探しますか。』
最近瓜江くんは琲世にタクシーの領収書を大量に押し付けていたのを思い出し、私はあらゆるタクシーを確認した。
いつの間にか陽は沈み、私の体が限界だと悲鳴を上げた時、偶然見かけたタクシーがフェンスにぶつかり、歩道に乗り上げた。
ビンゴ。
そこから出てきたのは瓜江くんと尾赫の喰種。
その少しあと、後ろから不知くんも現れた。
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檸檬だろう - 最近東京喰種を見て沼ったものなのですが、とっっっても面白いです！！政道君の良さが溢れててもう……本当に……良すぎて……体調にお気をつけながらまた更新していただけるといいな、と思っておきます！！！！ (7月2日 17時) (
レス) @page35 id: 36eb5f3518 (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 続きがよみたいです！！ (2022年10月3日 22時) (レス) id: 4a2c317405 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - みぃさん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません。ありがとうございます！最近なかなか更新ができていませんが、少しずつ更新していきますのでどうぞよろしくお願い致します。 (2021年9月15日 14時) (レス) id: bdddc99c39 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - お忙しいなか更新ありがとうございます！！無理なさらないようにしてくださいね。 (2021年9月3日 1時) (レス) id: c397bf8382 (このIDを非表示/違反報告)
さの。(プロフ) - まこさん» そうだったのですね！コロナワクチンお疲れ様でした。どうかご無理はなさらずに (2021年8月12日 12時) (レス) id: 8d3664e567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ | 作成日時：2021年5月12日 11時
