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不知くんと才子ちゃんと私、そして大芝班の林村一等はナッツクラッカーと交戦。
ナッツクラッカーは自身の赫子を壁の中に仕掛けて、私たちは苦戦したけれど、不知くんのお陰で私たちが優位となり、ナッツクラッカーを駆逐できたわけだが、安心している余裕は無い。交戦中、室内に設置されていたスピーカーから琲世と滝澤さんの声が響き渡って、気が気じゃなかった。
早急に琲世の所に行かなければ。
ハッと気がつくと、さっきまで隣にいた才子ちゃんがいない。辺りを見回してもいなかった。
ナッツクラッカーを駆逐するまでは一緒にいたのに。
まさか、さっきの悲鳴を聞いて琲世を探しに行ったのだろうか。
…どうする。
班員である才子ちゃんを助けに行くべきだが、不知くんも林村一等もさっきの戦いで体力消耗している。一緒に行くことは避けたい。
でも、こんな所で私一人行動するのは危険なのは明らかだ。
悩みに悩んだ結果、私1人で才子ちゃんを探すことにした。
不知くんと林村一等にその旨を伝え、和修政準特等から許可を得て、1人で廊下を歩いていく。妙な不気味さが漂い、生きた心地がしなかった。
遠くからは身構えてしまうような激しい爆音が何度も鳴り、才子ちゃんの身に何かあったらと心配になった。
『才子ちゃん、どこにいるの…。』
才子ちゃんの行く所として思いつくのは、さっき滝澤さんと琲世が交戦していた所。
急いで行ってみたが、そこに才子ちゃんの姿が無かった。琲世と滝澤さんの姿も見当たらない。
琲世と滝澤さんは移動し、きっと才子ちゃんは2人を追っているだろう。だけど思い当たる場所が無く、私は何処に行けばいいのか分からなくて、その場に立ち止まった。
でも、ずっとここにいれば喰種捜査官を殺せと指示を受けた喰種が来るはず。そこでやられてしまえば私は無駄死にしたという黒歴史を作ってしまう。
そんなのは死んでも嫌だから、黙々と歩き続けた。
その途中、近くで爆発音が聞こえた。琲世と滝澤さんのいる場所ではないかと思って、急いでそこに向かう。
『お願い、もうやめて…。』
喰種になってしまった滝澤さんを受け入れられるかと考えれば、素直に頷けない自分がいた。
以前の優しくて、明るくて、私のことを好きだと言ってくれた彼が戻ってきて、眉を下げ、ヘラっと笑いながら「2年以上待たせてごめんな。」と言って抱きしめて欲しいだなんて我が儘を考える。
そんな我が儘な自分の口からは空笑いしか出てこなかった。
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檸檬だろう - 最近東京喰種を見て沼ったものなのですが、とっっっても面白いです！！政道君の良さが溢れててもう……本当に……良すぎて……体調にお気をつけながらまた更新していただけるといいな、と思っておきます！！！！ (7月2日 17時) (
レス) @page35 id: 36eb5f3518 (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 続きがよみたいです！！ (2022年10月3日 22時) (レス) id: 4a2c317405 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - みぃさん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません。ありがとうございます！最近なかなか更新ができていませんが、少しずつ更新していきますのでどうぞよろしくお願い致します。 (2021年9月15日 14時) (レス) id: bdddc99c39 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - お忙しいなか更新ありがとうございます！！無理なさらないようにしてくださいね。 (2021年9月3日 1時) (レス) id: c397bf8382 (このIDを非表示/違反報告)
さの。(プロフ) - まこさん» そうだったのですね！コロナワクチンお疲れ様でした。どうかご無理はなさらずに (2021年8月12日 12時) (レス) id: 8d3664e567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ | 作成日時：2021年5月12日 11時
