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Rc抑制剤は琲世に効いたようで、暫くの間はシャトーで安静にしているようにと上官から言われた。安静にして、2.3日経って体に問題がなければ出勤してもよいとのこと。
安静にしている際に看病するのは、同じ班の副指導者である私で、今日は自宅には帰られそうにもない。
CCG特別車両でシャトーへ帰宅し、クインクス班と一緒に琲世を部屋へ運んでベッドへ寝かす。
『ありがとう。あとは私が看ているから、今日はみんなゆっくり休んで。』
瓜江「分かりました。それでは失礼します。」
不知「大丈夫かよ、サッサン…。何かあったら呼んでくれよ！？」
六月「不知くん、先生が寝てるから静かにした方が…。A一等、よろしくお願いします。」
バタンと扉が閉まり、3人が部屋を出て行ったことを確認した瞬間、緊張が緩んでドッと疲れが押し寄せた。ふーっと息を吐き、体を伸ばす。
今日はとても長く感じた一日だった。まさか琲世がこんな状況になるなんて誰も予測していなかっただろう。そして、オロチが西尾さんだとは…。
西尾さんと琲世が戦っていた時に私は、また仲間を失ってしまうのではないかと息苦しさを感じ、不安になっていた。
琲世はみんなを守ろうとしてあの姿になっただろう。
だけど、無理しなくていいんだよ。
自分一人で背負い込まずに他人に頼ってもいいんだよ。
『琲世。本当に無事で良かった。』
ベッドの端に座って、寝ている琲世の手を握る。
手から伝わる温もりは私をホッとさせてくれた。
安心して何故か目が潤む。徐々に視界がぼやけてきて、泣くな泣くなと自分に言い聞かせた。
＿＿＿＿＿＿
ベッドの端に座っていたはずが、ベッドに体を預けて寝てしまっていたようで、目を覚ますと琲世が頭を撫でてくれていた。
『あ！手、握っててごめん！しかもベッドで寝ちゃってて…。リビングのソファで寝とけば良かったよね。』
ハハハと笑って恥ずかしさを紛らわした。
くっついていたわけは無いけれど、同じベッドで寝てしまったことに焦りが生じる。
佐々木「気にしてないですよ。僕のこと、看ていてくれてたんですよね？ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした。」
ベッドの上でペコリと頭を下げて困った表情で謝る琲世を見て、これからも一生懸命サポートしていこうと改めて思った。
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檸檬だろう - 最近東京喰種を見て沼ったものなのですが、とっっっても面白いです！！政道君の良さが溢れててもう……本当に……良すぎて……体調にお気をつけながらまた更新していただけるといいな、と思っておきます！！！！ (7月2日 17時) (
レス) @page35 id: 36eb5f3518 (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 続きがよみたいです！！ (2022年10月3日 22時) (レス) id: 4a2c317405 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - みぃさん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません。ありがとうございます！最近なかなか更新ができていませんが、少しずつ更新していきますのでどうぞよろしくお願い致します。 (2021年9月15日 14時) (レス) id: bdddc99c39 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - お忙しいなか更新ありがとうございます！！無理なさらないようにしてくださいね。 (2021年9月3日 1時) (レス) id: c397bf8382 (このIDを非表示/違反報告)
さの。(プロフ) - まこさん» そうだったのですね！コロナワクチンお疲れ様でした。どうかご無理はなさらずに (2021年8月12日 12時) (レス) id: 8d3664e567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ | 作成日時：2021年5月12日 11時
