356．オトモダチ ページ42
A「豆…ですか？」
「ウチのこだわり王子が追及してんのよ
Aのコーヒーをさ(笑)
いくらやっても敵わないんだって
だから豆、聞いてみてって」
A「松本さん？」
「そ」
A「松本さんらしいですね(笑)
でも、私あるもの使ってるので銘柄とかわからなくて」
「だよな、やっぱ
Aの淹れ方に秘密があんだな」
A「秘密だなんて特には」
「また淹れてくれる？
ってか、教えて？」
A「はい。
今度、お仕事でいらした時に私で良ければ」
「いや、仕事じゃなくてさ」
A「え？」
「あっ！いた！A！」
A「へ？」
「待ってて、今行く」
A「え！いいですよ！見られたら大変ですから！」
「んなこと言ってる場合じゃねーよ
緊急事態だろ」
視線の先にAを捉えて
駆け出そうとした
その瞬間
耳もとで
不気味な声がした
・
・
「・・やっぱり、あの子つけてて良かった
翔くんに、会えた」
・
・
声のした方を向くと
すぐ後ろに
薄気味悪い笑みで俺を見る
自転車に乗った、男がいた
「ボクね、スゴくファンなんだ
翔くん頭よくて、かっこよくて、好き
お近づきになれて嬉しいな」
Aのこと追いかけてた
ヘンタイ野郎・・？
「もっと仲良くなれるよね？
ボクがあの子の中に、入れたらさ・・」
コイツ・・
「そしたら、ボクたち
同じ穴を共有する
オトモダチだよね？」
かなり、ヤバい・・
・
・
ソイツは、ずっとニヤニヤして
俺を見ていた
そんなソイツの手は
コチラに向かって、伸びてくる
ゆっくりと・・
『櫻井さんッ！！』
その手が触ってくる寸前で
誰かに腕を引かれ
俺は、ソイツから逃れて今
シゲの車に向かって歩いている
佐久良「ヤバかったー・・大丈夫だった？
無事？何もされてない？」
そこには
俺の手を引く
部長がいた
・
・
車に乗ると
そこには先にシゲと避難してたらしい
Aがいて
ホッとしたのもつかの間
部長に助けられた俺は
サングラスさえしてない
無防備状態だったため
シゲからこてんぱんに説教されたことは
言うまでもなかった・・
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優理花(プロフ) - やっちさん» なんと!続きを気にしてくださるとは嬉しいです。やっちさん、しばしお待ちを (2022年6月12日 18時) (
レス) @page42 id: c93a143cb1 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年3月9日 20時) (レス) @page43 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
優理花(プロフ) - さくら子さん» さくら子さん、お返事遅くなってごめんなさい！随分経ってしまったんですけど、今のお気持ちはどうですか？こーゆーのってゆっくりでいいと思うし、例え離れていくことになっても間違いではないと思います。辛い時に、コメントありがとうございましたm(__)m (2017年9月16日 23時) (レス) id: e95f730760 (このIDを非表示/違反報告)
さくら子 - 優理花さん、はじめてコメントします。私は優理花さんのようには思えないです。やっぱ嫌です。昨日のしやがれも苦しくて観れませんでした。でも、嫌いになれないから泣く泣くでも消化しなきゃですよね。作品、先が読めなくて気になります。また更新してください。 (2017年2月26日 13時) (レス) id: 257674c1b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優理花 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yujari1123
作成日時：2017年2月26日 5時
