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管理室に戻ってその白さに目がチカチカする。眩しいなこの部屋。先程までが暗かったせいで余計そう感じる。
今は、何時なんだろう。 会社はいいのかな。上司、怒っているかな。どうでもいいかな。怖いな。
お腹すいたな。ここに来てからすぐお腹空く。安心しているからなのかな。彼らの言葉を借りるなら�爐いい�んじ�瓠�
ここって、私から向こうに連絡とる方法がないんだよなぁ。 うーん。困った！
不意にノックが鳴り響く。
｢.....こんにちは 今日は僕の担当なので。｣
『あ、どうもこんにちは』
｢これ、お昼です。食べれそうですか？｣
『わぁ、美味しそう。いいんですか？』
｢これも、仕事なので。｣
『.....なんか山本さんとは真逆ですね』
｢.....｣
触れられたくないのか 黙ってしまった彼を横目に美味しそうなそれを口に運ぶ。こんなしっかりした定食何年ぶりに食べるんだろう。美味しいな。
｢そんなにがっつかなくても篠田さんのものですよ｣
私の様子を見てくすりと笑った彼は優しくそう伝えてくれた。
『笑っている顔初めて見た』
｢！.....俺そんなに真顔でした？｣
『もうずっとしかめっ面！』
｢すみません....僕、篠田さんで担当するの2人目で。ちゃんとしなきゃな、とかまあ、色々考えちゃって。｣
『そんなにしっかりしなくてもいずれ私はいなくなるんだし適度に気を抜かないと私みたいになっちゃうよ』
無論、ここは私の働いていたようなブラックさは感じないけれど。
｢.....なんで、死ぬなんて選択。もっと、もっと早く誰かを頼ってれば、こんなとこに来る必要なかったんですよ。｣
｢.....ごめんなさい。今のは聞かなかったことにしてください。残り少ない余生、何不自由なく過ごせるよう、なにか要望がありましたら直ぐにお伝えください。これの1番にかければ山本さんに繋がりますから。｣
一昔前の携帯のような形をしたものを渡される。
『渡辺さんは、どうしてこの仕事を？』
｢ごめんなさい。それは国家機密です。｣
そういった個人に関わる質問は御遠慮ください。僕にも他の施設の人にも。
そう言い残して部屋を出ていった。
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聡 - 最後のたくしくんきになるぅ (2020年8月7日 14時) (
レス) id: 3b6429b52f (このIDを非表示/違反報告)
やまだ(プロフ) - いろさん» 読んでいただき、またコメントまでいただきありがとうございます..!!文章が綺麗だなんて1番幸せな言葉をありがとうございます...!!本当に嬉しい....!元ネタ知らなくても楽しめるよう文章を考えているので続き気になっていただけて良かったです！！ (2020年7月11日 22時) (レス) id: 42b7c3a68c (このIDを非表示/違反報告)
いろ(プロフ) - 初めまして！元ネタを知らないのですが文章が綺麗で続きを読む手が止まりませんでした…！応援してます…！ (2020年7月11日 17時) (レス) id: 5fbef9d1c0 (このIDを非表示/違反報告)
やまだ(プロフ) - 黄色い恐竜さん» .....ファッ推しからのコメントっま！？うぇ、ありがたいですほんとにほんとにありがとうございますっっっ (2020年7月8日 0時) (レス) id: 42b7c3a68c (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - 私も好きですって言いに来ました！元設定あまり知らないので新鮮な気持ちで読んでます！めちゃリアルに想像出来る……！楽しみにしてます！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: b6e9739407 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまだはなこ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年7月7日 16時
