ニルギリ1 ページ10
your side
それからの日々は今までの何杯も何十倍も密度の濃いものとなった。
いままで生きてきた人生はなんだったのかと思うほどの忙しさ 充実感 満足感。
クイズと関わる楽しさを思い出した。クイズが好きな人たちと関わることの楽しさを知った。
『今回の記事は6月に関わる内容にしました』
「はーい 見ておく!」
「天野さん昨日の動画の編集終わった?」
『あ、川上さん!これお願いします!』
「チェックして伊沢さんにまた回しとくね」
『お願いします!』
あれから1ヶ月が経ち、川上さん、須貝さん、河村さんなどほかのメンバーにもお会いし、一緒に活動することになった。
須貝さんは初対面でナイスガイの須貝でーす!といきなり挨拶してきてびっくりしたし川上さんは赤い髪で正直初めはめっちゃ怖かった。それに河村さんはありえないほどの美しさにクラっとしてしまった。
私の猫かぶりはまだ解けない。
「あーまちゃん!」
と頭をわしゃわしゃしてくる須貝さん
『なんですか〜!!へへへ!』
と可愛こぶる私
「ちょいとおにいさんとお話しませんか〜!」
『ぜひぜひ〜!』
買い出しかなにかかな?と大人しくついて行く
オフィスをでてお話しながら道を歩く
『どこ向かうんですか〜!』
「んー?あまちゃんが素直になれる場所」
は?そのセリフ須貝さんじゃなきゃ許されんぞ?
『なんですかそれ〜!』
「大人しく着いてきてくださ〜い」
連れてこられたのはとある喫茶店
こじんまりとしていて カウンターに1人、お客さんがいるだけのがらんとしたお店
『えっ、えぇ』
「素直になれる場所でしょ」
『、、見てたんですか?』
「見ちゃってたんですよ」
だからお兄さんの前では気張らなくていいよと頭に手を置いて店の中へ連れてかれる
中に入ると店主が久しぶりねと声をかけてくる
そう、私はここの常連だったのだ。
人気のないこの喫茶店は課題をしたり本を読んだり、ただタバコを吸いに来たりするのに適していた。最近はQuizKnockで忙しいこともありあまり来ることはなかっけれど。
『いつから知ってるんすか?』
「ええ、急に口軽くなるのね」
『まあ、見られていたのなら猫かぶりも意味ないですし。』
「見たって言ってもタバコ吸ってるところだけだしそんな性格だとは知らなかったけどね?」
『タバコバレたのなら一緒です〜』
とりあえず、なにか頼もうとメニューを開いた。
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やまだ はなこ(プロフ) - Komeさん» ご指摘ありがとうございます!お恥ずかしい!!直しました、、 (2020年10月30日 8時) (レス) id: 42b7c3a68c (このIDを非表示/違反報告)
Kome - 細かいですがprologueですよ。面白いです。 (2020年10月30日 6時) (レス) id: 86c7210f95 (このIDを非表示/違反報告)
やまだ はなこ(プロフ) - 大木さん» 読んでいただきありがとうございます!紅茶王子知ってる方に出会えて嬉しいです!構想練ってみます!ありがとうございます! (2020年10月28日 15時) (レス) id: 42b7c3a68c (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - とても面白かったです。紅茶が好きで、わかるなぁとおもいなから拝読させていただきました。紅茶王子パロをもし作成されるならそちらも是非読みたいなと思います。 (2020年10月26日 21時) (レス) id: cd0c7018a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまだはなこ | 作成日時:2020年6月12日 21時