【QK】あなたの香水【ymmt】

セイロンは親になる2 ページ20

ko-chan side

｢僕送っていこっか｣

｢えっ？え、え？｣

｢こうちゃんいくら幼なじみとはいえ家まで送るのは彼女さん不安になっちゃうよ？｣

｢あ、たしかに、、｣

『えぇ私迷惑だったのこーへー ごーめーんーー』

｢大丈夫だって お前のこと女として見てないし｣

『はぁーーーー 山本さんこうへいが意地悪言ってくる、、』

｢はいはい、酔っぱらいは大人しく家に帰るよ｣

｢ほんとに任せていいんですか？｣

｢うん、まああんま話したこと無かったしいい機会かなって思って！ こうちゃんも呑んでるみたいだけど大丈夫？｣

俺の心配も忘れないなんていい男なんだ...

裏があるなんて疑い続けて1年、一度も裏が出ない、、裏がなくてほんとにいい人なんだな、、

｢山本さん！今度呑みましょう！｣

｢いきなりだね〜！僕もこうちゃんと呑みに行きたい！また誘ってね！｣

｢はい！ではおやすみなさい！お気をつけて！よろしくお願いします！｣

｢はーい！おやすみなさい！｣

『ばいばいこーへい』

｢山本さんに迷惑かけすぎるなよ｣

『わかってますぅ』

Aが山本さんと2人で家の方向に歩いているのを見届けて俺も駅へ向かう

なんだかんだ大切な幼なじみと大切な先輩が仲良くなるのはいい事だよなぁ、、

うん、なんだか親の気持ちだ

次オフィスで会ったら今日のこと聞こう。

自分の足取りが少しふらつくことを把握しながら適当にかった自販機の水を飲みながらゆっくりと歩いた。

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