ニルギリ2 ページ11
your side
『何にしよ、、』
｢あまちゃん常連ならオススメ教えてよ｣
『私紅茶しか飲みませんよ』
「いいじゃん、俺におすすめの紅茶は？」
『うーん、そうだなぁ、、』
パラパラとメニューめくり茶葉を選ぶ
『うん、ニルギリかな、須貝さんは』
ほんのり柑橘系の香り 苦味や渋みの少ないニルギリは万人受けしやすい 高品質なのにお安い
須貝さんはそんなニルギリに似ていると思う。
｢うん、じゃあそれにするね｣
『はい！』
注文ボタンを押して店主に注文を伝える
かしこまりました、と低く渋い声でいい下がっていった
｢あまちゃんが頼んだアールグレイはどんな紅茶なの？｣
『うーん、アールグレイはフレーバーティーの一種でして。アイスにすると香りが飛びやすいんですけど人工的に香りをつけた着香茶なので香りがアイスでもわかりやすいんです。』
｢へ〜紅茶好きなんだね〜｣
『始めは紅茶好きな女の子清楚やんと思って調べたんですけどだんだん本当に好きになっちゃって』
｢キャラ外した途端清々しいな｣
『いやー誰だって可愛いって思われたいでしょう？』
｢一理ある｣
『あ、オフィスでは引き続き猫かぶっていくのでそこんとこ宜しくお願いしますよ？』
｢ええ、素出せばいいのに｣
『ええ、無理ですよ！男性のまえでは媚びちゃうの！』
｢ええ、そういうもん？｣
『そういうもん。てか山本さんも似た感じじゃないですか』
｢え？そうかな 純粋に可愛いと思ってた｣
『童顔と年下を利用してあざといですよね〜、、同族嫌悪。』
｢ええ、山本良い奴だよ？てか趣味合いそうなのに｣
『ええ！なんでですか！』
｢え、あ、ごめんこれ山本に秘密にしてって言われてたわ｣
『そこまで言って秘密にするんかい、、』
｢お嬢さん敬語抜けてる｣
『あ、、すみません』
｢意外とドライなのね、お兄さんそっちの方がいいと思う｣
『彼女もちに言われても、、』
｢え！なんで知ってんの！？｣
『女の勘です』
｢こわ！！！｣
そうこうしているうちに紅茶がふたつ運ばれる
須貝さんのはホットで私のはアイス
そっと一口。うん、おいしい。
ここの紅茶は本当に丁寧に入れられていて素敵。
｢あ、うま｣
『でしょ？』
｢香りもいいし、俺これ好き｣
『私の見立てでハズレはないの』
｢もう敬語使う気ないやん｣
『絡みやすい須貝さんすてき〜』
｢ナイスガイだからな｣
『さすが』
なんだかんだ素を出せる相手が増えるのはとても嬉しかったのだった。
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やまだ はなこ(プロフ) - Komeさん» ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい！！直しました、、 (2020年10月30日 8時) (
レス) id: 42b7c3a68c (このIDを非表示/違反報告)
Kome - 細かいですがprologueですよ。面白いです。 (2020年10月30日 6時) (レス) id: 86c7210f95 (このIDを非表示/違反報告)
やまだ はなこ(プロフ) - 大木さん» 読んでいただきありがとうございます！紅茶王子知ってる方に出会えて嬉しいです！構想練ってみます！ありがとうございます！ (2020年10月28日 15時) (レス) id: 42b7c3a68c (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - とても面白かったです。紅茶が好きで、わかるなぁとおもいなから拝読させていただきました。紅茶王子パロをもし作成されるならそちらも是非読みたいなと思います。 (2020年10月26日 21時) (レス) id: cd0c7018a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまだはなこ | 作成日時：2020年6月12日 21時
