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(また男…。)
私はもうどうでもよかった。
この今来た男の人が、私の隣にいる変態を追っ
払おうとなんでも良かった。
(男なんてみんな同じなんだから…。)
変態男は、黒髪男の登場にかなりうろたえ、
「そ、そうなのかい?いや〜、す、すまないね。
君のツレが迷子になってたみたいで…。そ、それ
じゃ!」
と言って足速に行ってしまった。
今この場にいるのは私と、黒髪男だけになっ
た。
「……ダメだよ、知らない人についていっちゃ。」
しばらくしてから、黒髪男がそう言った。
私は何も言わなかった。
ゆっくりと立ち上がり、黒髪男のことを見もせ
ず、自分の家の方へ歩いた。
黒髪は追ってこなかった。
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作者名:神楽 | 作者ホームページ:http://uranai_kagura.jp
作成日時:2018年7月17日 18時