【コンパス】異能力：コンパス【文スト】

太宰さんの事情聴取 ページ22

太宰「やぁ。お目覚めのようだね？」

『！？びっくりした。太宰さんですかー！ご迷惑をかけて申し訳ないです。』

太宰さんが部屋に入ってきた。
何か、笑顔が黒い様な……

太宰「すこーし、話そうか。」

『は、はいっ！』

ピシッと背筋を伸ばす。
太宰さんがベッドの隣にあるイスに座る。
そして太宰さんと向かい合う形になる。

太宰「質問、したいんだけど、いいかな？」

『は、はい』

こ、怖いよ太宰さん！！

太宰「じゃあまず1つ目ー、あの子は誰？」

『あの子とは……紫色の髪の子ですか。あの子は、私が元いた世界の友達です。』

太宰「んーっと、人を襲うのが、趣味なのかい？」

首を傾げる太宰さん。
明らかに警戒している。

『あ、あの子は違くてっ！いや、ちがくもないのですが……あれは元の世界では許されていたことなので、ちゃんとルールというものを教えればこの世界でも普通の可愛い女子高生ですのでっ！』

つい早口になってしまう。
太宰さんは何か考えているようだ。

……太宰さん、もしかして、のほたんを利用しようなんて、考えてないよね？

リアル→←友達なんだから。

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