旧弓場隊結成2 ページ13
添木(探してみるとは言ったものの。どうしようかな。)
添木は学校での話を思い出しながらボーダー本部を訪れていた。
添木(弓場はエース級の強さだ。蔵内と神田はフォローが上手い。となると、攻撃手は第2のエースであって欲しいし、柔軟性があると良いなあ。
オペレーターは弓場との相性を考えると彼女が適任かな。
まずは攻撃手を見てこよう。)
添木はそう考えながらランク戦ブースへ向かった。
添木がブースに着くと少し騒がしかった。
添木は近くにいた北添に話しかけた。
添木「ゾエ、久しぶり。ちょっとざわついているのはどうしてかな?」
北添「あ、ソエさん〜。今ね、王子と荒船がランク戦してるからだと思うよ。」
添木「王子?」
荒船は自分と同じ学校のため知っていたが、王子という名前は聞いたことがなかった。
添木は2人のランク戦を観戦することにした。
王子の戦い方は弧月とスコーピオンの両刀という変則的なスタイルだ。しかし、動きを見ているととても理知的であることが伺える。
添木(彼、良いなあ。)
添木がそう思っていると2人がブースから出てきた。
荒船「添木先輩!ランク戦ブースに来るのは珍しいですね。」
添木「やあ、荒船。たまにはね。」
添木は荒船と挨拶をすると王子に向き合う。
添木「はじめまして。添木Aです。高校は六穎館で歳は一つ上、ボーダーではソロの攻撃手だよ。よろしくね。」
王子「はじめまして。王子一彰です。高校は三門第一で、荒船たちと同い年です。同じくソロの攻撃手をしています。」
王子も添木も爽やかな笑顔で挨拶した。
添木が本題を切り出す。
添木「今、時間あるかな?俺とランク戦して欲しい。」
驚いたのは周囲の人々であった。
添木は自身からランク戦を挑むことはほとんどなく、また初対面である王子と対戦するとは思わなかったのである。
そんな周囲をスルーして添木は笑顔のままである。
王子は一度面を食らったような顔をしたが、笑顔で了承した。
2人はブースに入り、対戦した。
添木(うん、やっぱりいいね。頭も回るし、柔軟性もある。育てれば、エース級になれる逸材だ。)
添木は王子の実力に満足していた。
結果は添木の勝利。
ブースから出て添木は王子に一言。
添木「隊を組む気はないかな?おすすめの隊があるんだけど。」
この一言に王子は先程とは比にならないほど驚いた表情を見せた。
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ヴィー(プロフ) - かなりさん» かなりさん、再びコメントありがとうございます。大分回復してきました!ご心配いただき、ありがとうございます。応援、感謝です!頑張りますね。 (2021年4月8日 20時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - お久しぶりです!!お体は大丈夫ですか?入院している事は前から知っていたので、心配です。本当に遅れて御免なさい。これからも、体を休めて頑張って下さい!!ずっと小説などを応援いていきますし、愛していきます!! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 34215c84b5 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - 巫都さん» リクエストありがとうございます!拙いものになるかもしれませんが、精一杯書かせていただきます。話がまとまり次第更新しますのでお待ちください。 (2021年4月6日 3時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - またまたリクエスト失礼します!(笑)添木さんが東さんなど年上の人に甘えてるっていうか、弱みを見せてるようなお話が見たいです…! (2021年4月6日 0時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - ヴィーさん» いえいえ、書いてくださるだけで嬉しいのでヴィーさんが看病するキャラとか書きやすいように書いてもらえたら嬉しいです!楽しみにしてます! (2021年4月3日 18時) (レス) id: 531669d108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィー | 作成日時:2021年3月2日 13時