一目惚れ2 ページ11
那須「あのね、添木さんと会ったのは本部の廊下でなの。
私がトリオン体と健康に関する研究のお手伝いをしているのは知ってるでしょう？
ちょうどその研究の帰りだったわ。」
過去編
那須は研究が終わり、帰ろうとしていたが、体調が優れなくなってしまった。
研究室は奥の方に設置されており、人通りが少ないため誰も那須の近くには通らなかった。
運の悪いことにその日は携帯電話を忘れてしまい、いとこの奈良坂透にも連絡出来なかった。
那須(どうしよう？携帯を忘れてしまったし…。
私はなんでこんな体なの？)
那須はどうにも出来ない燻りを感じ、自身の体に対して怒りを抱いていた。
そう考えている間にも体調は悪化し、立っていられなくなっていた。
うずくまる那須に近づく1人の男性がいた。
添木「大丈夫？…ではなさそうだね。立てるかな？」
そう、これが添木と那須の初対面であった。
添木「あれ、那須さんだよね？友子ちゃんの友達の。
トリオン体の研究帰りかな。」
添木は従兄妹の熊谷友子から同期である那須のことを聞いていたのだ。
那須「は、はい。そうです。あの、すみません。」
添木「謝る必要はないよ。友子ちゃんに連絡しようか？いや、それよりも医務室に行こうか。
いやかもしれないけど、運ぶね。」
そういうと、添木は那須の体を優しく抱き上げた。いわゆるお姫様抱っこというやつである。
那須「えっ、あのっ、ええっ。」
これには那須もパニックである。
添木「体調の悪い時は周りに頼ってね。隠されている方が辛い時があるから。
友子ちゃんは特にそういうタイプの子だから、それと俺もね。」
そういうと、添木は優しい笑顔を向けてきた。
過去編終了
熊谷「…お姫様抱っこしながら言うあたりがA兄さんらしいというか、何というか…。
それは惚れるね。」
那須「でしょう！？本当にかっこよくて。絵本の中に出てくる騎士みたいだったわ。」
熊谷「確かに王子よりは騎士っぽいかも。」
その後も添木のことについて話していく2人。
那須隊のお泊まり会では恒例となっていくのであった。
ーーーーー
一目惚れ Fin.
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ヴィー(プロフ) - かなりさん» かなりさん、再びコメントありがとうございます。大分回復してきました！ご心配いただき、ありがとうございます。応援、感謝です！頑張りますね。 (2021年4月8日 20時) (
レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - お久しぶりです！！お体は大丈夫ですか？入院している事は前から知っていたので、心配です。本当に遅れて御免なさい。これからも、体を休めて頑張って下さい！！ずっと小説などを応援いていきますし、愛していきます！！ (2021年4月7日 21時) (レス) id: 34215c84b5 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - 巫都さん» リクエストありがとうございます！拙いものになるかもしれませんが、精一杯書かせていただきます。話がまとまり次第更新しますのでお待ちください。 (2021年4月6日 3時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - またまたリクエスト失礼します！（笑）添木さんが東さんなど年上の人に甘えてるっていうか、弱みを見せてるようなお話が見たいです…！ (2021年4月6日 0時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - ヴィーさん» いえいえ、書いてくださるだけで嬉しいのでヴィーさんが看病するキャラとか書きやすいように書いてもらえたら嬉しいです！楽しみにしてます！ (2021年4月3日 18時) (レス) id: 531669d108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィー | 作成日時：2021年3月2日 13時
