56話 ページ27
嵐山隊の隊室を後にした三雲は出水から指導を受けるために、太刀川隊の隊室に向かっていた。
太刀川隊の隊室の前に立つと1人の男性が高圧的に話しかけてきた。
その人物とは唯我尊、コネで入隊してきたお坊ちゃまである。
三雲に向かって話していたところを出水に飛び蹴りされ、太刀川には残酷すぎるフェイントをくらっていた。
隊室に入り、出水からいろいろと教わることになった。
三雲「出水先輩、引き受けてくださってありがとうございます。」
出水「別にいいって。京介からの頼みだし、それに…添木さんからも言われてたからな。」
三雲「えっ、添木さんからですか?」
回想(大規模侵攻後)
出水は三雲のお見舞いの後、添木と話す機会があった。
添木「お疲れ様、出水。一級戦功おめでとう。」
出水「ありがとうございます。添木さんこそ、2級戦功だったじゃないすか。」
明るく会話をしているようだったが、添木が出水に尋ねた。
添木「悩んでいるのは三雲のことかな?」
自分の中の悩みを当てられた出水は言葉に詰まった。
出水「…メガネくん、換装を解いたんです。ネイバーの攻撃がトリオンにしか効かないと分かっていたから。俺がそれを教えたようなもんなんで。」
出水は三雲の怪我の原因は自分にもあると考えているようだ。
添木「…出水のその気づきがなければ、もっと早い段階で三雲は危ない目にあってしたかもしれない。
それに判断をしたのは三雲だ。あの正義感の強い彼なら、あの状態でベイルアウトをするとは考えにくい。
お前の責任じゃないよ。
と言ってもお前の罪悪感は消えなさそうだし、一つ提案をするね。」
出水「?」
添木「三雲は射手用のトリガーも使っているみたいだ。だけど、トリオン量が少ないから、何処かで行き詰まる。
三雲の師匠は烏丸だし、いつか出水に相談してくると思うよ。
その時には力になってあげたらいいと思うよ。」
添木はいつもの笑顔で出水に言った。
回想終了
出水「まあ、射手の先輩として相談にのってやればって言われてたんだよ。」
出水は添木と会話をかなり省略して三雲に伝えた。
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ヴィー(プロフ) - あきさん» コメント嬉しいです。どんどんお願いします!これからもよろしくお願いしますね。 (2022年3月9日 21時) (レス) id: e2f184a550 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - あきさん» コメント遅くなってしまいすみません。米屋くんとのオチを考えたのですが、なかなか思い浮かばず…。私が書くのは難しいかもしれません。すみません。できる限り考えたのですが…。 (2022年3月9日 21時) (レス) @page13 id: e2f184a550 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - これからも更新楽しみにしています。(文字数の関係で二つ投稿してしまいました。通知を多くしてしまい申し訳ありません。) (2021年5月5日 23時) (レス) id: a201a62570 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - コメントにて失礼いたします。話がとても面白くて読みやすいので好きです。オチなのですが私は米屋くんが好きなのでもし可能であれば米屋くんオチを読みたいです。オチアンケートから時間が経っているのでもし無理であれば無視していただいて構いません。 (2021年5月5日 23時) (レス) id: a201a62570 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - みこみさん» 分かりました。やや恋愛要素はあるかもしれませんが、告白なしで、誰とも付き合わないまま進めていきますね。ありがとうございます! (2021年3月3日 2時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィー | 作成日時:2021年2月23日 10時