27話 ページ28
添木が廊下を歩いているとC級ランク戦ブースが騒がしいことに気がついた。
添木(A級の誰かが戦っているのかな?)
添木は足をランク戦ブースへと向けた。
添木「!へえ、やるなあ。」
C級の空閑がA級の緑川を圧倒している光景だった。
ランク戦ブースから出てきた空閑と三雲に声をかける人物がいた迅悠一である。
現れた迅に緑川はテンションが上がっていた。
緑川はかつて迅に助けられたことがあり、そのときから迅に対して熱狂的なファンである。
緑川は何かを思い出したように振り向き、そして三雲に対して頭を下げた。
緑川「先輩を大勢の前でボコボコにしてしまいました。恥をかかそうとわざとギャラリーを集めたんです。」
三雲はそれを聞くと堂々と風間とのランク戦の結果を言った。大声でいう結果ではないのだが、噂を消したかったのだろう。
添木(大敗しているとはいえ、風間さんから一本とれたんだ。素直すぎて心配になりそうな子だなあ。)
様子を見ていた添木は話しかけにいった。
添木「緑川、またやったみたいだね。」
緑川「うっ、添木さん…。」
実は緑川、1年ほど前に迅と仲の良かった添木に嫉妬して模擬戦を挑んだのだ。
当時攻撃手としての活動を控え、狙撃手と言われていたため、勝てると踏んだのだろう。また、添木の性格や見た目から強者という感じはあまりしない。
結果は緑川の惨敗。
その時、添木から注意を受けていた。
添木「まったく、迅好きもほどほどにしないと痛い目に…あってるな。まあ、気をつけなさい。」
緑川「はーい…。」
緑川への注意が終わった添木に迅が話しかける。
迅「Aも会議に呼ばれているんだ。来てもらえるかな。」
添木「分かった。じゃあ、向かおうか。」
迅、三雲、空閑、添木は会議室へ向かって歩を進めた。
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ヴィー(プロフ) - nimoさん» 続編3や番外編の方で辻ちゃんとの絡みを多くしてみました! (2021年3月6日 23時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
nimo(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしてます! (2021年2月22日 19時) (レス) id: 246b778bcb (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - nimoさん» 実は辻ちゃんとは幼馴染設定なんですよね。今度書く予定なので楽しみに待っていてください。 (2021年2月21日 22時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - 名前さん» ありがとうございます!設定は随時付け足す形ですが、かなり細かく決めてあるのでそう言っていただけて嬉しいです。 (2021年2月21日 22時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
nimo(プロフ) - 愛読させてもらってます!辻ちゃんと絡ませて欲しいです! (2021年2月21日 21時) (レス) id: 246b778bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィー | 作成日時:2021年2月15日 23時