24話 ページ25
ボーダー隊員正式入隊日
スナイパー訓練場
スナイパー志望の隊員たちが連れてこられていた。
添木も今回は狙撃手として手伝いに駆り出されていた。
正隊員の指示のもと、訓練に取り組むC級隊員。その中に1人、質問をしてきた子がいた。
玉狛支部所属の雨取千佳である。
雨取「あの、撃った後走らなくていいんですか？」
正隊員たちは一瞬動きを止めた。
東「えーと、今は走らなくていいんだよ。」
C級たちは走ることに疑問をもち笑っていたが、正隊員たちはスナイパーは走ることの大切さを知っていた。
同じ場所で狙撃をしては見つけられて距離を詰められれば、大抵の狙撃手はやられてしまう。例外は何人かいるが…。
嵐山隊の佐鳥が狙撃手用のトリガーについて説明をしている。
その間、添木は先程質問してきた隊員のことが気になり、タブレットで資料を確認していた。
添木(玉狛支部所属か、となると師匠は木崎さんかな。
あれ？トリオン量に関するデータがないな。玉狛には宇佐美がいるからよっぽどのことがない限りこんなミスはないと思うけど…？)
添木がそう考えていると訓練生に実際にトリガーを使ってもらうこととなった。雨取がアイビスを構えて撃った。
その瞬間、ものすごい威力の弾丸が飛び、壁をも突き破った。
その場にいた全員が唖然。
添木(何てトリオン量だ！二宮さん以上だ。迅、こうなることがわかっていてデータを出さなかったな。
直すのは俺なんだけどな。)
心の中で迅に対する不満が募った。
壁を壊した張本人雨取千佳は顔を真っ青にして土下座した。
何故か佐鳥も土下座した←
東が雨取に対して声をかけていると、開発室長鬼怒田がやってきた。
鬼怒田「なんだこれは、一体どうなっとる！？
何故穴があいとるんだ！？誰がやった！？」
佐鳥が爽やかに返していくが、鬼怒田にチョップを喰らう。
雨取は慌てて名乗りをあげ、鬼怒田は東に確認をとった。
先程までの怒りがどこかへ行ったのか、微笑みながら雨取の頭を撫でて褒める。
鬼怒田「そうか、そうか、千佳ちゃんというのか。すごいトリオンの才能だね。両親に感謝しなきゃいかんよ。
壁のことは気にせんでいい。あの壁もトリオンでできているから簡単に直せる。」
簡単に直すことは実は容易ではないのだが、技術力のある鬼怒田や添木でこそできることであろう。
するとそこに誰かが駆けつけてきた。
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ヴィー(プロフ) - nimoさん» 続編3や番外編の方で辻ちゃんとの絡みを多くしてみました！ (2021年3月6日 23時) (
レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
nimo(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2021年2月22日 19時) (レス) id: 246b778bcb (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - nimoさん» 実は辻ちゃんとは幼馴染設定なんですよね。今度書く予定なので楽しみに待っていてください。 (2021年2月21日 22時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - 名前さん» ありがとうございます！設定は随時付け足す形ですが、かなり細かく決めてあるのでそう言っていただけて嬉しいです。 (2021年2月21日 22時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
nimo(プロフ) - 愛読させてもらってます！辻ちゃんと絡ませて欲しいです！ (2021年2月21日 21時) (レス) id: 246b778bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィー | 作成日時：2021年2月15日 23時
