私の御先祖様は、武装警察２【赤羽業】

４時間目 ページ6

[貴方side]
渚？ってやつ寺坂って野郎達に呼び出された。渚の様子が少し気になってこっそりついてきた。




寺｢あのタコ期限によって顔の色変わるんだろ。観察しとけって言ったやつ出来てるか？｣




渚｢……一応。余裕な時は緑のしましまなのは覚えてるよね。｣




渚｢生徒の解答が間違っていたら暗い紫。正解だったら明るい朱色。｣




渚｢面白いのは昼休みの後で…｣




寺｢俺は知らなくていーんだよ。｣




寺坂は対先生ナイフを渚に突きつける。一体何をする気だ。




寺｢作戦がある。あいつが一番前｢油断｣してる時の顔だ。お前が刺しにいけ。｣




渚｢…僕が？で、でも…｣




さらに寺坂は渚に歩み寄る。




寺｢いい子ぶってんじゃねーよ。俺らはＥ組だぜ？｣




渚はいい子だ。…多分←




寺｢ここのレベルについていけなかった脱落組。通称｢エンドのE組｣毎日山の上の隔離校舎まで通わさられていて、あらゆる面でカスみたいに差別される。｣




寺｢落ちこぼれの俺らが百億円稼ぐチャンスなんて…社会に出たってこの先一生回ってこねぇぞ。｣




寺坂はポケットから何かを取り出す。




寺｢抜け出すんだよ。このクソみてぇな状況から。｣




寺｢たとえ…どんな手を使ってもな。｣




手榴弾と思われるものを渚に突きつけた寺坂。




寺｢しくじんなよ渚く〜ん。｣




村｢ギャハハ。｣




寺坂達は去っていった。残されたのは渚のみ。私はタイミングを見計らい渚のところへ向かう。




渚｢……………｣




(渚のやつＥ組行きだってよ。)




(うわ…終わったなあいつ。)




(俺あいつのアドレス消すわー…)




(同じレベルだとおもわれたくねーし。)




貴｢……渚。｣




渚｢うわっ！沖田さん！？いつの間に！？｣




貴｢…………ふーん…｣




渚｢…？｣




後ろに隠された手榴弾。まさか、実行する気なのか。




すると今度はミサイルをもった先生が現れた。




渚｢わっ！！…おかえり先生。どうしたのそのミサイル。｣




先｢お土産です。日本海で自衛隊で待ち伏せされて。｣




貴｢それじゃ自衛隊もクソもない。｣




渚｢…大変ですね。標的だと。｣




ミサイルを木の下にかける先生。




先｢いえいえ、皆から狙われるのは…力を持つ者の証ですから。｣




渚｢！｣




先｢さ、5時間目を始めますよ。｣




渚｢………はい。｣




この時私は、渚が何を思っていたのかは知らない。

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