検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:23,205 hit

*マヨラー*【番外編】 ページ38

ブシュー








ギギギギギ…









数時間後に江戸の人気のないところに船は着いた。








人はいないだろう、と思い込んでいたものだから私はつい油断していた。





船を出て辺りを見回していると







「…お前、ミツバ……?」



「……ぇ。」








土方の奴にかなり似ている奴がいた。多分こいつはあの土方じゃなくて真選組の土方。大方見回りをしていたのだろう。




厄介なことに私を沖田ミツバだと思っている。まぁ、無理もない。









だが着てるものは何故か制服だし、着物でもない。江戸にあるはずもないものを着てるから、流石に怪しむだろう。



念のため言っておこう。



「…私は、沖田ミツバじゃない。」



「…は?」




「…私は……沖田Aだ。」




「…は、はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」









.









.








.








「…で、俺になんとかしろって訳ですかィ。」



「第一名字がお前と同じだしミツバにそっくりだし刀もお前のやつと全く同じなんだよ!」




「ったく、そんなこと自分でやるか、旦那のところにでも連れて行きゃあいいでしょう。」









障子越しから聞こえてくる会話。私はあの後何故か真選組屯所に連れていかれ、客間に通され今に至る。







ガラッ









障子が開いた。入ってきたのは土方。






「……いきなりなんだが、お前はどこから来た。」



「…東京。」




「東京ってなんだよ。」



「今の江戸。」



「はぁ?」








何を言っているかさっぱり分からない、という様子。そのせいか眉間にシワが出来ていく。






未来から来た、と言えばいいのだろうか。









「…はっきり言う、未来から来た。」



「…え。」




「聞こえなかった?み・ら・いから来た。」




「はあぁぁぁぁぁぁっ!?!?!?」









机を叩いて思わず立ち上がる土方。吸っていたタバコも落としてしまっている。







初めてあった時から開いていた瞳孔も今はガン開き状態に。







そして驚きのあまりに冷静さを失ったのだろうか、いきなり私に刀を突きつけ







「せ、切腹ぅぅぅぅぅぅ!!!」




などと言い出す始末だ。これはかなりめんどくさい事になった。






逃げよう。







刀で対抗しながら逃げた部屋の先は





あいつが待っていた__________

*サド王子様*【番外編】→←*厨二病*【番外編】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 銀魂
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

茅すみ(プロフ) - カルマloveこうたLOVEさん» ありがとうございまずぅぅぅぅ!! (2017年9月17日 0時) (レス) id: 53e4bbf2a1 (このIDを非表示/違反報告)
カルマloveこうたLOVE - とっても面白いです!!(●´ω`●) (2017年9月16日 20時) (レス) id: 9710838898 (このIDを非表示/違反報告)
茅すみ(プロフ) - よしなさん» ありがとうございます!頑張って更新頑張ります! (2017年8月24日 18時) (レス) id: 53e4bbf2a1 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい! (2017年8月22日 11時) (レス) id: 8444393bfc (このIDを非表示/違反報告)
茅すみ(プロフ) - 桜風 結衣さん» 頑張ってくださいw地上に帰れても戻ってきた地獄の紙でまた地獄行きかもしれませんがw (2017年3月11日 4時) (レス) id: 53e4bbf2a1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:茅すみ | 作成日時:2017年1月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。