私の御先祖様は、武装警察２【赤羽業】

１８時間目 ページ24

[業side]
木の上に立つ俺とその後ろに立つAと渚くん。






今の俺は、すごくイライラしてる。殺せんせーを攻撃しても、結局手入れをされて返されるだけ。






渚｢…カルマくん、焦らないで皆と一緒に殺っていこうよ。



殺せんせーに個人マークされちゃったら…どんな手を使っても一人じゃ殺せない。普通の先生とは違うんだから。｣



業｢………………｣






先生…ねぇ。






『赤羽！！お前が正しい！！ケンカッ早いお前は問題行動も多いがな。お前が正しい限り先生はいつでもお前の味方だ！！』









業｢……やだね。俺が殺りたいんだ。変なとこで死なれんのが一番ムカつく。｣



渚/貴｢……｣






すると、丁度いいタイミングで殺せんせーが来た。






殺｢さてカルマ君。今日は沢山先生に手入れをされましたね。



まだまだ殺しに来てもいいですよ？もっとピカピカに磨いてあげます。｣






と、しましま模様で舐めきったように言う殺せんせー。






そういうの、一番燃えるんだよね。






業｢………確認したいんだけど、殺せんせーって先生だよね？｣



殺｢？はい。｣



業｢先生ってさ、命かけて生徒を守ってくれるひと？｣






徐々に後ろに下がりながら話しかける。もう、後戻りはできない。






殺｢もちろん。先生ですから。｣



業｢そっか、よかった。なら殺せるよ。確実に。｣






そう言った瞬間、銃を片手に俺は木から飛び降りた。






助けに来れば、救出する前に撃たれて死ぬ。






見殺しにすれば、先生としてのあんたは死ぬ！！






！おおすっげ走馬灯っぽいのが見えてきた。






『大丈夫先輩？３ーＥ…あのE組？大変だねそんな事で因縁つけられて。』







『うん？俺が正しいよ？いじめられた先輩助けて何が悪いの？』






『いいや赤羽、どう見てもお前が悪い。』






え。






『頭おかしいのかお前！！３年トップの優等生に重症を負わすとは！！』






え、待ってよ先生。






『E組なんぞの肩を持って未来有る者を傷つけた。彼の受験に影響が出たら俺の責任になるんだぞ。』






味方とか言っといて…そんな事言っちゃうんだ。






…やばい死ぬ。

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