【殺戮の天使】無表情な女の子と記憶喪失の女の子 part2 (ページ5)

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55話ページ5

ガシャンとエレベーターが止まった。

1本線の赤い絨毯に監視カメラが２台あった。

レイ「…………ここで止まったね」

ザック「………B3か

一気にあがりゃあいいのに、
いちいち止まりやがって………

またエレベーター探しかよ！」

レイ「………そうね」

あ「………監視カメラ…？」

小さな声で呟いた。

きっと2人には聞こえていないだろう。

ザック「おい、頼むぞ。
テメェは俺より頭のできがいいんだ

しっかり出口までたどり着けよ！」

レイ「うん、がんばる
役に立つようにする

だから、神様に誓ったとおり
ここから出られたら………殺して」

ザック「お前………ほんと何度もうるせぇな。
わぁってるよ」

あ「お話中で悪いんだけど………カギ…かかってるからね？」

レイ「…………」

ザック「なんだよ」

と、少し不機嫌にいう殺人鬼

レイはザックを見たまま何も喋らずにいる

ザック「……だから、なんだよ！
黙っててもわかんねぇよ！」

彼の不機嫌度は徐々に上がってきた。

レイ「……言っても、
ザックがわかるか……わからない」

不機嫌度MAXになったザックはレイを突き飛ばした。

あ「君さもう少し女の子に優しくできないのかね？」

ザックに突き飛ばされたレイを受け止めたA

あ「とりあえず……何か言いたいからザック見てたんでしょ？

全体『わからない』みたいな事言われるけど言っといた方がいいよ」

レイ「うん………カギが開いてない

この部屋、他にも何もないし、
正直、困ってる」

そう彼女は言った。

あ「僕も探してるところなんだよ」