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「ただいまー。」
ごそごそとローファーを脱いでいるといつもは聞こえない声がした。
「おかえり〜。」
「へ、兄さん？帰ってきたんだ。」
私の兄、矢田浩千が帰ってくるのはかなり珍しい。県外の大学を卒業してそのまま高校の教師になった兄さんは忙しい毎日を送ってるそうだ。
「立ち話もなんだから、居間で話そう。」
「うん？…って何、この豪華な料理…。」
今の扉を開けるとおばあちゃんがせっせと寿司やらなんやら運んでいた。いったい何があったんだ。
「Aちゃんおかえりなさい。」
「えっと、おばあちゃん、なんで今日の夕食はこんなに豪華ななの？」
「あら、聞いてなかったのね。浩千くん、綾ちゃんと結婚するのよ。」
「は！？」
隣の兄さんを向くと幸せそうな笑顔で首を縦に降っていた。いや、早く教えろよ。
______…
『浩千さんと綾さん結婚するんだよね、おめでとう。』
「なんで静弥くんが知ってるの…。」
明日は両親が帰ってきて、綾さんも含め食事することになっているらしい。明日の練習を休もうと思って静弥くんに電話をしたのだが、私より先に何故知っている。
『実は帰り道に浩千さんと偶然会って少し話したんだ。』
「兄さんそんなこと一言も言ってなかったよ！」
まあまあと私を宥めるように静弥くんは言う。
『驚かせたかったんだろうね。それにしても幸せそうな顔で綾さんのこと話してたよ。』
兄さんが綾さんのことを追いかけ始めたのは…もう10年は前になるだろう。綾さんの話に何度も付き合わされた。今日は話せたとか、可愛いところとか、小学校低学年だった私にはよく分からなかったが兄さんが綾ちゃん？のことが好きという気持ちはしかと伝わった。
「結婚かぁ。」
『Aもやっぱりそういうの憧れる？』
「まぁ、ね。兄さんみたいにずっと想ってくれるような人なんて、綾さんが羨ましいよー。」
『へぇ……。』
「その間は何？」
『いや、なんでもないよ。』
それからは、最近湊の帰りが遅いとか、湊が何処かに寄っているようだとか静弥くんによる鳴宮君の話のオンパレード。少し過保護とかセコムのような静弥くんも面白いから聞いてて飽きない。
鳴宮くんのこと好きすぎかよ！！
________
テスト期間で更新が…。
あと、シリアスゥゥ！恋愛要素どこっ！？長くなるぞこの小説〜！！！なので今月中には気休めの誰落ちがはっきりした小説を出したいなと。
お気に入り100人越えと評価ありがとうございます！！！
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ぴぴるぴー(プロフ) - 番犬ｽﾞはこれからも活躍をしてもらいます(笑)文に関しては雑にならないようにしていたので綺麗と言われて安心しました…！ありがとうございます（*^^*） (2018年12月24日 13時) (
レス) id: cd72a96e39 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 綺麗な文章で読んでいて気持ちいいです！番犬最高。これからも応援しています。 (2018年12月24日 0時) (レス) id: af3085a075 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴるぴー(プロフ) - ありがとうございます！主人公には私が弓道で注意していることをそのままやってもらってます(笑)。更新忘れないように頑張ります〜！ (2018年12月1日 21時) (レス) id: cd72a96e39 (このIDを非表示/違反報告)
四郎(プロフ) - 私も今部活で弓道をしているので、主人公の凄さっぷりがよく分かります！！的中連発とかいつかしてみてぇ…。更新頑張ってください！！ (2018年12月1日 2時) (レス) id: 6e9081cabc (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴるぴー(プロフ) - そう言ってもらえてとても嬉しいです(´･･`)張り切りすぎて画面割らないように気をつけます！ (2018年11月26日 1時) (レス) id: cd72a96e39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴるぴー | 作成日時：2018年11月19日 1時
