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# ページ4

私の話を聞き終えた玲於は唖然としたまま動かない。

そりゃそうだろう。いきなりこんな話されたら私だってビビる。

「お前、それでいいのかよ?」

彼のまっすぐな視線が今だけは辛い。

「…」

「確かに仕方のない話かも知れないけどさ、でも自分の人生だろ?」

「もともと決まってたことなのジェネに入るより前から。それに向こうの方が活躍の場は広いと思う。」

「じゃあ名字偽名なの?」

玲於の言葉に黙って頷く。

「俺らにくらいにほんとのこと話してくれてもよかったんじゃねーの?」

「だから今話してんじゃん」

「半年前に言うとか無責任だろ!」

その言葉に何も言い返せない。

「HIROさんは?しってんの、そのこと?」

頷く私に溜め息をつく玲於。

「まだメンバーに言わないつもり?」

その言葉に私は何も答えられない。

そんな私を一瞬ちらりと見たあと彼はカウンターに代金を置いて出ていった。

ドアのしまる音がしたあと視界の端に映った福沢諭吉が滲んだ。

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- 雨さん» こんばんは。コメントありがとうございます!更新頑張っていきたいと思っていますのでこれからもよろしくお願いします。 (2020年6月29日 22時) (レス) id: ce446c625f (このIDを非表示/違反報告)
- おはようございます(*^^*) はじめまして。いきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年6月28日 8時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月2日 19時

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