おばけなんてこわくないさ (ページ4)

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いかないで）Ｄ※ジョンの失踪話ページ4

ディーン・・・お願い、そんなこと言わないで。私にはディーンとサムとジョン叔父さんしかいないんだから

幼い頃から彼らを知っている私は、もちろんジョン叔父さんがしている仕事の内容を知っていた。そんな私をジョン叔父さんは危ないからと、私を遠ざけた。でもジョン叔父さんは相変わらずに息子を愛していた、だから自分にもしものことがあったらと私にサムとディーンを頼むと言った

　A、悪かった

　うん・・・。ディーン、心配しないで。私はここにいるから

疲労のせいでディーンは追い詰められていて、見ていてとても痛々しいものだった。幼い頃に母親を亡くし、父親は悪霊退治に没頭。そんな環境で育ったサムとディーン
　
私の言葉を聞き、素直にこくんと頷くディーンの頭を優しくなでる。私にも母性本能があったなんてと苦笑する

　おいおい、それは普通男がやるもんだろ

　たまにはいいじゃないの。いつも頑張ってくれているお礼よ

そんな軽口を言った後にディーンの額にキスをする。すると丸い目が更に丸くなり、驚くディーンだがお返しにといわんばかりに、同じように額にキスをされた

　なぁA、ずっと一緒にいたい

このどうしようも無い不安は、きっと一人では耐えられなかっただろう。

　私もよ、ディーン
　
自分が悪魔に殺されるよりも、ディーンが一人なる方が恐ろしい

それ程彼が愛しく思えた