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背後の男が逸見蓮耶だと認識する前に、背中を強く蹴られ、地面に倒れ込む。

起き上がろうとするが、硬い革靴に背中を踏みつけられ、かなわない。

肺が圧迫されて、苦しい。

「その手足でよくここまで来たものだ」

無理やり首を動かして、逸見蓮耶を睨みつける。
彼は無表情で私を見下ろしていた。

ピシ、と結界の破れていく音。
はやく壊れてくれと祈る。

「……修復は間に合わんな」

神父はそう呟くと、私の背中から足をどけた。
肺に空気が流れ込むのを感じ、激しく咳き込む。

芝生を握りしめて起きようとすると、今度は右手の指をギリギリと踏まれる。

「大人しくそこで寝ていろ。……と言っても聞かないか」

ひゅっ、と風を切る音が耳元を通り過ぎた。
左手に強い衝撃、骨の砕ける音??

「……え、」

刃渡りの長いナイフのようなもの、が、手を芝生に、縫い止めている。

血が、溢れ出すのを呆然と見た。

「おそらく君の左手はもう使い物にならないだろうが、まあさほど気にすることでもない」

鮮烈な痛みが襲ってくる。
神父の声が何を言っているのかわからない。
私はただ地面をのたうつしかできなかった。

「……あまり暴れると、手が千切れるぞ」
「あ゛、ぁぁあああ!!!」

いたい、いたい
てが、あつい!!

たすけて、

涼星、


「……逸見蓮耶、今すぐAから離れろ」

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ほっ - え、今更新中止しますか!?めっっっっちゃいいところだったのに!?? (2022年3月6日 13時) (レス) @page49 id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
冷兎 - あ”ぁ”ぁ…っ、ちょ、いいところっ……!!今!いいところぉっ……… (2021年7月31日 2時) (レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
あま - 一番気になるところで… 更新待ってます!!! (2020年6月20日 23時) (レス) id: 621034dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
- 今、更新停止中ですね。 (2020年2月19日 17時) (レス) id: a614cebea9 (このIDを非表示/違反報告)
NZM(プロフ) - 更新楽しみにしてます…!吸血鬼様良き… (2019年11月22日 16時) (レス) id: 13f970b2f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タケノン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年1月4日 0時

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