【名前変換オリジナル】お前の血・・・・吸わせろよ【吸血鬼】2

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「……A」

痛みが完全に引いたあと、再度抱きしめられる。

「……血を貰っても、いいか」
「……飢えてるのか」

呆れて呟くと、涼星はちょっと笑った。

「他の人間の血は、出来るだけ飲まないようにはしてたんだぞ」
「……そうか」

なんだか涼星が可愛く見えて、少し頭を撫でてやる。

「いいよ。好きなだけ吸ってくれ」
「……言ったな？」

瞬間、彼の瞳がぎらりと輝いて、わたしは硬直する。

「卑怯だぞ」
「何がだ。絆されたのはそっちだろ」

肩が、シーツに押し付けられる。
そのまま首筋をべろりと舐め上げられて、思わず体がはねた。

「……そうやって、焦らすのはやめろ」
「嫌いか？」
「ああ。……血を吸われるのが、怖くなる」

どくりと、跳ね上がる心臓は、吸血を恐れて、緊張している。
……まあ、死に近づくもんな。

「ならもっとやろうか」

やっと噛みつくかと思いきや、甘噛みだけで。
また擽るように舌が触れて、わたしは顔を背けた。

「……だから、っ、やめろと言ってるだろうが」

そう言うと、彼は楽しそうに笑いをこぼして、首筋に牙を立てた。

「……っんん、」

ほとんど抵抗もなく牙がくい込み、ぷつりと肌を破る。
そこからじゅるりと血を吸われ、それが気持ちよくてたまらなくなる。

「……痛くないか？」
「……っ、大丈夫だ、……っく、ぁあ」

ずくり、と体を甘い痺れが駆け抜ける。

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