【黒バス】そんな君へ【灰崎】 後編 ページ5
「だから私、高校は行ったら、バスケ部のマネージャーになる。」
「..........はぁ!?!?」
意味不明。そんな言葉が顔に出ている祥吾。
ほんと、顔に出やすいよね。
「言っとくけど、アンタに同情してる訳じゃ無い。
私がそうしたいだけだから、そうするの。
そんで、祥吾に見せつけてやるわ。
バスケって、こーーーーんなに楽しいのよ!!!って」
そしたらまた、入ってきてくれるかもでしょ?
私は、祥吾がバスケをする姿に惹かれているの。もう、どうしようも無いくらい。
そんな姿がもう二度と見れなくなるなんて、嫌。私が許さない。
「だから、私のためにもう一度、バスケをやりませんか?」
そんな言葉を君に問いかけてみよう。
バスケを捨てきれない、バスケを愛して病まない、そんな君へ。
「はぁ...ンなこと言ったって、やんねーよ。」
「...でも、お前のマネ姿、悪くねーかもな。」
「っ!!祥吾!!」
ニッと笑う彼の笑顔はとても輝いて見えた。
バスケをしたら、もっとその笑顔が増えるのだろうか。そんな愚問は心の中にしまい込んだ。
「高校どこ行くんだ、お前?」
「ン〜...迷い中」
「んじゃ、俺と同じにしろよ」
「祥吾どこ行くんだっけ?」
「福田総合学園」
「そこに行く!!」
進路なんてこんなに簡単に決めて良い物かどうかわかんないけど、バカな私たちにはこれくらいがちょうど良い。と言うかそもそも、祥吾と同じ所に行こうとしてたんだから、問題なんて無い。
「勉強、頑張らなくちゃね。」
「あぁ? ...あ〜〜」
「教えてあげるよ」
私、生活面ではバカだけど、勉強面では意外と賢いのよ?
そう誇らしげな顔をしてみれば、ほっぺたをつままれた。
「イひゃい...」
「はっ!ぶっさいくな顔」
「アンタがそうさせたんでしょーが!?」
この男と付き合うのは疲れるし骨も折れる。
浮気なんてしょっちゅうあるし、すぐ他の女に目移りする。
でも
「大好き」
「...オレは愛してんだけどなぁ?」
「なら浮気は辞めてくださーい!!...あ、でも、祥吾から浮気を取ったら何も残んないか!!」
「てめぇ...」
君と過ごす日々が、一番大好きなんだ。
― 私に思われている、そんな君へ「愛してる」を何度でも ―
【END】
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←【黒バス】そんな君へ【灰崎】 前編
6人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
LittleSnow - マリイ(灰崎信者)さん» リクエスト、有り難うございます!もし、こういう設定が良いなと言うのがあれば、是非書いてください。思ったのと違っていた場合はすみません。 (2018年2月14日 17時) (レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
マリイ(灰崎信者) - 黒バスのリクエストで祥吾様お願いします (2018年2月14日 1時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LittleSnow | 作成日時:2018年2月14日 0時