たけみっちのお兄さん。【東リべ】

47、俺と更正 ページ47

一虎「お前、ホントに何も知らねぇな。

黒龍組が入ってきたときから、察してたんだよAは。



東卍が今のままじゃなくなるって。

腐りきるって。


だから抜けて、外からの力でなんとかしようとしたんだ。

結果、邪魔とみなされ...稀咲、または旧東卍以外のメンバーに......


半間はAを気に入ってたからな、多分やってないだろうけど」





タケミチ「兄貴でも...A兄でも、黒龍の加入は止められなかった...？」




一虎「別にアイツだからって特別な権限を持ってるわけじゃあないからな。

言ったろ、稀咲の暴力と黒龍の金。

金なんて1人と何百人だったら1人でどれだけ集めようと勝てない。



...血のハロウィンの時、Aは稀咲を攻撃したりしたこともあったしな。

本人は暴力では解決出来ないと思ってたんだろう。

何回か面会で聞いた。オマエは巻き込みたくはねぇって。」




タケミチ「っ.........」



結局......なんも変われてないのか...！？





一虎「降りろタケミっち。会わせたい奴がいる。」


タケミチ「......オレに？」




そう言って、一虎君は俺を路地裏に押す。



タケミチ「(........！！)」



＿＿そこにはナオトがいた。



タケミチ「ナオト！！やっと会えた......」




ナオト「......待っていましたよ、武道君。



花垣武道、午前７時３８分、逮捕します！！！」




一虎「！！テメェ...」

ナオト「すいません、羽宮クン」




タケミチ「ナオト.........なんで？」




ナオト「＿＿＿残念です、タケミチくん。」





〜〜〜〜２００８年〜〜〜〜






『かっずとらぁ


やっほ。』




一虎「え、A...？」



『うんうん、俺参上。来てやったぞー』


一虎「...A...オレ...」



『あーいいいい、そーゆーの聞きに来たわけじゃねーしさ。

ただ会ってみたかっただけ。そのうちそのバナナ頭刈り取られんじゃね...？



服もバナナだったよなお前...何お前体にバナナつけてないと死ぬの？』




一虎「お、思い出したの？俺達のこと...」


『お前らのおかげでね。思い出せたよ。頭痛くなったけど』


一虎「そ、そっか...」


『...』



一虎「......A。俺ね、出所したらさ、生きて償うよ。

真一郎くんのこと。まだ目覚めてない場地のこと。

今度はちゃんと。心から更正するつもりだよ。」



『...ん。そっか。ケースケはヤワじゃないから、きっとすぐ眼ぇ覚ますさ。』

一虎「うん。」

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