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急に腕が引っ張られた。


驚いていると同時に、
自分の唇が何かと触れ合っていた。


思考を働かせ、状況を理解しようとした。


(...蔵馬の顔が真正面にある…そして…

私の唇と蔵馬の唇が...!!)


「んっ...!?」


状況を理解し、ただただ驚き、困惑していた。


一瞬唇を離され、蔵馬と目が合う。


蔵馬は妖艶な笑みを浮かべ、
私の表情を見て、喜んでいるようだった。


何をしているのかと問おうとするが・・・


すぐに口が塞がれ、
次はさっきよりとても濃厚なキスをされる。


「んっ...はぁ.....んー!」


蔵「…ん……はぁ……」


何度も何度も噛みつかれるようにキスをされる。


舌は入れてこないが、ただのキスだけで溶かされてしまうのではないかと思うほど上手だった。


呼吸が出来ず、苦しそうにしていたら唇を1度離してくれた。


「はぁ...はぁ...」


目を潤ませ、体が火照っている。


その様子を見て、また蔵馬は妖艶な笑みを浮かべている。


(...なんで喜んでるのよ...逃げなきゃ)


なんとか逃げようとするが、蔵馬はまた腕を掴んで逃げれないようにした。


また顔を見合わせると、何故だか、蔵馬は驚いた顔をして、腕を緩めた。


腕を緩めたすきに、逃げることが出来た。


何故驚いた顔をしていたのか、自分の顔から垂れている雫を見て、やっと理解した。


(...あぁ....そうか、私は怖かったのか....)


自分の部屋に入り、ストンと腰を下ろす。


軽く震え、涙が溢れだしていた。

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設定タグ:幽遊白書 , 蔵馬 , 幽☆遊☆白書   
作品ジャンル:恋愛
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美結菜 - とても良かったです! (2023年1月14日 22時) (レス) @page9 id: 6cb76c3fea (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 蘭さん» そうですか。体調不良になったのかと思って心配しました。私は今この話が1番楽しみです。 (2021年1月10日 21時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 遊星さん» お久しぶりです。更新できていなくてすいません。ご心配ありがとうございます。これからこの話が更新出来るかは分かりませんが、他の話は更新していこうと思っています。時間があればこちらも更新していきます。その時は読んで頂けると嬉しいです。 (2021年1月10日 17時) (レス) id: a5ebee1fed (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - ご無沙汰してます。更新いかがですか?更新していなくて心配していました。 (2021年1月6日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 遊星さん» 遊星さんへ!ありがとうございます! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b9c2982a14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月11日 1時

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