Alan ページ14
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コンッコッココンコン。
『雪だるまつくーろー♪ドアを開けてー♪』
お腹の調子が悪くて駆け込んだトイレ。
襲ってくる腹痛と格闘してたら聞こえてきた彼女の声。
一昔前に流行ったけど、もう名前も聞かなくなった某雪の女王の歌を歌ってくる。
「ちょ、やめて!」
座ったまま叫ぶけど、そんなのは聞かずに
『どおして♪出てこないのぉぉぉお!!』
バカでかい声で歌うから、思わず吹き出した。
「A!もーやめてマジで!笑」
そうすると急に静かになり、トイレの扉の下から1枚の紙を差し込んできた。
拾って見てみると、
"我慢の限界。はやくして。"
殴り書きでそう書いてあった。
「大丈夫っs『早くして!』はい。」
相当ヤバいみたいだから、慌てて出して、拭いて、急いで出た。
『はぁもう死 ぬかと思った。』
そう言ってダッシュで入ってった。
…と思ったら
『うっ。くっさ!!!!!』
また出てきた。
あ、消臭スプレーかけんの忘れてたわ。
『もう馬鹿じゃないの!』
これでもかってぐらいスプレーかけて入った彼女。今度は大丈夫だったみたい。
数分後スッキリして出てきた。
と思ったらいきなり、
『え、待って、亜嵐手洗った?』
「あ、忘れてた」
『近寄んな早く洗って!!』
「ごめんごめん笑」
踏んだり蹴ったりの白濱家。
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作者名:ピコ | 作成日時:2017年2月13日 7時