２７話 ページ33
『話戻すけど、斎藤樹って奴と友達になったんだ』
辰馬も大切だけど、樹とももっと仲良くなりたいと思っている。
俺の秘密を知る唯一の人物だしな。もちろん仲良くなりたい理由はそれだけじゃないが
「あー、あいつか。あいつカッコいいよなー！俺、去年同じクラスだったけど、すごいモテてて羨ましかったなー！」
辰馬さんよ、あなたもかなりモテてると思うのですが。
昼間、あなたのファンの子に突き飛ばされたのですが
ふと、昼間の女子たちの会話を思い出した
そういえば、たしかに何で辰馬は俺と一緒にいてくれるのだろうか。
変装とはいえ、こんな暗そうな転校生のやつと自分から話そうなんてあまり思わないと思うのだが。ましてや人気者が
『…なぁ、なんで辰馬は俺と一緒にいてくれるの？お前友達多いだろ？』
思わず聞いてしまった。仕方ない、気になってしまったのだから
すると辰馬は少し考えて
「なんでだろうな。確かに友達とかいる方だとは思うんだけど、お前と一緒にいるほうが落ち着くというか…皆大切なんだけどな、お前は特別に感じるんだよ」
キュンッ
おい、不意にもキュンとしちまったじゃねぇかよ。
俺が女子だったら惚れてたぞ。てか何、いまさらっと告白じみた事言われた気がするんだが
『ありがとう、嬉しいよ。…でもごめん、おれ男だから…』
そういうと、理解したのかさっきよりも辰馬の顔が真っ赤になった
「ち、ちがっ、そういう意味じゃっ、！」
ぷぷっ。てんぱってる。コイツいじるの面白いな
そんなくだらない話をし、家の方向が逆な為、辰馬と別れた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 872人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ただのモブ - めちゃくちゃ面白い！ここからが気になる・・・ (2020年8月1日 18時) (
レス) id: 85b952ec90 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)未莉(プロフ) - ハーレム最高 辰馬、わんこでかわいい(* >ω<) (2020年3月22日 13時) (レス) id: ae51ca4984 (このIDを非表示/違反報告)
紙袋。(プロフ) - にゃあさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！！ (2019年12月23日 16時) (レス) id: f0d79240df (このIDを非表示/違反報告)
紙袋。(プロフ) - 猫さん» こちらこそ、更新速度遅いのに見て下さってありがとうございます！ (2019年12月23日 16時) (レス) id: f0d79240df (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 初コメ失礼いたします！面白かったです。更新楽しみにしています！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紙袋。 | 作成日時：2019年2月20日 16時
