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結局、すべては少年の言葉通りだった。
主婦は自分の夫と愛人関係にあった隣人に復讐をするため、
窓ガラスを割って彼女を犯人に仕立て上げた。
もしさっきの少年に自分のしたことがばれなければ、
このまま賠償金を請求して、
おまけに夫と別れることを強要するつもりだったらしい。
「あの！すみません！」
主婦と隣人が警察にいろいろ聞かれ、
俺も立ち会っていると、
さっきまでいたはずの少年が忽然と姿を消した。
だが少年はまだ遠くまで行っておらず、
野次馬の中を埋もれながら逆方向に流されていた。
俺はその白い腕を掴むと、
少年はめんどくさいから帰らせろというオーラを存分に放った。
俺は少年の意思を無視し、
野次馬から離れた所へ彼を連れ出した。
「なんですか早く帰りたいので手短にお願いします」
少年は取ってつけたような定型文を棒読みした。
さっきまでの威勢はどこへやら。
「あなた、何者なんですか」
「何者…って、通りすがりの大学生だけど」
「それにしては、事件の動機とか、
犯行の方法とか、あなた知りすぎじゃないですか」
「あぁ……だって俺、心の声が聞けるから」
「…は？」
少年は息を吐くように、
聞き慣れない言葉を吐く。
少年はそれだけ言うと、
俺が突っ立っている間に目の前からいなくなっていた。
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茸*(プロフ) - manapihappy133さん» コメントありがとうございます！最近なかなか更新できていない状況なのですが…なるだけ更新できるときに一気にしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。更新頑張ります！ (2017年12月31日 0時) (
レス) id: ad6a76a56d (このIDを非表示/違反報告)
manapihappy133(プロフ) - 更新楽しみにしてます (2017年12月30日 22時) (レス) id: 2bd6098e8a (このIDを非表示/違反報告)
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