探偵社の少女 【文スト】【名探偵コナン】

38話 ページ39

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『あ、ところで、この車どこに向かってるんですか？』



今更ながらに聞いてみる。



「はぁ？あなたの家どこです？」



『今日はうちに帰りたくないんですよ。




家、ポートマフィアにバレちゃってるし。』




「ポートマフィア？」



『そ。さっき弾撃ってきた人もだよ。

探偵社とは敵対関係かな。』




「なんでそんなこと今更言うんです。」




もう、怒りを通り越して呆れてしまっている。




「あ！僕いい考えがあるよ！」




ニコニコの作り笑顔でコナンくんが話してくる。





…嫌な予感。




「僕、今日は沖矢さんって人のところに泊まるんだけど、Aお姉さんも一緒にどう？」






ほら当たった。




『いや、誰ですか沖矢さん。』




「新一にいちゃんの家の居候さん。」





情報少なっ！





にしても、




『新一にいちゃん？』



名前同じなだけかもしれないけど、引っかかる。




「うん。工藤新一って知らない？探偵なんだけどね。今忙しくて家にいないんだぁ」





ー工藤新一 不明ー




先ほどの資料が頭をよぎる。





『…いいよ。そこにしよう。』






チャンスは逃さないほうがいいよね？






『あーでも、パソコンないと仕事が…』




「ありますよ。ほら」



安吾さんから渡されたパソコン。



「貴方が言ったんでしょうが。」




そう言えば言ってたな。





『ありがとうございます。





じゃ、その工藤君宅に行こうか』






今夜は眠れなさそうだ。






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