探偵社の少女 【文スト】【名探偵コナン】

30話 ページ31

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さぁ、種明かしの時間だ。




『そもそもこの作戦は、私を捉えるためのものでしょう？


この仕事は簡単すぎる。

幹部様の出る幕じゃあない』




「人手が足りないんだ、言っただろ？」




いや、人手が足りないにしてもおかしい。




そもそも、




『マフィアの人手は足りてますよね？


昨晩ハッキングさせていただきました。




…この程度の仕事、できる人はたくさんいた。








ですが、あの人は幹部を行かせた。



何故でしょう？』







そこで一旦言葉を区切る。





『貴方でなければならなかった。


幹部並みの人が出てこなければならないとしたら、


それは




…私を捕まえる為。』





そう仮定してみたものの、自意識過剰の部分もあるとは思う。



私1人に、幹部様がお出ましするものか？と言う疑問もある。




しかし、



『探偵社の私相手に、こんなことを頼みますか？
普通。


社長から了承があると言ったが、実際にはないでしょう？』




確認していないが、確信はある。




『社長はこんな事、了承するわけがない。



私が捕まる可能性が高い。』



社長は社員を大切にする。




…あいつとは違って。




『ヘリの音がする。1キロくらい離れていますね。』




こんな大掛かりなことするか？とは思う。






『いい加減、答え合わせがしたいんですが。』





『答えてください、中也さん。




これは、私を捕らえるための演出でしょう？』






そこまで言うと、




彼は、ふと顔を上げた。


そうして、ニヤリと笑うと、







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「正解だ」




そうして私の考えを認めた。



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